内容説明
本書では、各特性の正規化LPFの設計データをもとにして、通過/遮断帯域の特性や周波数、入出力インピーダンスを自在に変換して、必要なフィルタの回路と定数を求める方法を詳細に解説します。高周波回路設計ばかりでなく、さまざまなアナログ/ディジタル回路設計に広く活用できる1冊です。
目次
フィルタは信号濾過器である―フィルタの種類と特性
古典的設計手法によるローパス・フィルタの設計―定K型/誘導m型LPFの設計と応用
バターワース型ローパス・フィルタの設計―帯域内の通過特性が平坦で扱いやすい
チェビシェフ型ローパス・フィルタの設計―帯域内リプルを許容して急峻な遮断特性を得る
ベッセル型ローパス・フィルタの設計―帯域内の群遅延特性が平坦な
ガウシャン型ローパス・フィルタの設計―群遅延特性が通過帯域内からゆるやかに変化する
ハイパス・フィルタの設計法―LPFのデータを変換して素子値を計算する
バンドパス・フィルタの設計法―LPFのデータを変換して素子値を計算する
バンド・リジェクト・フィルタの設計法―HPFのデータを変換して素子値を計算する
フィルタを構成する素子値を変換する方法―適当な定数の部品を使って特性を実現するため〔ほか〕
著者等紹介
森栄二[モリエイジ]
1991年株式会社アドバンテストに入社。スペクトラム・アナライザ、ネットワーク・アナライザの開発に従事。1998年ウィルトロン社(米国カリフォルニア州、現アンリツカンパニー)に入社。シニア・デザイン・エンジニアとして測定器用のマイクロ波、ミリ波モジュールの開発に従事、現在に至る
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