内容説明
電子回路のブラックボックス化が進む中、現代のエレクトロニクス技術の原点といえるトランジスタ回路の設計技術を、基礎の基礎からやさしく解説しました。
目次
第1章 トランジスタ回路への誘い
第2章 増幅回路を動かす―エミッタ接地回路を実験する
第3章 出力を強化する回路―エミッタ・フォロワ回路を実験する
第4章 ミニパワー・アンプの設計・製作―オーディオ・アンプの試み
第5章 パワー・アンプの設計・製作―本格オーディオ・アンプの試み
第6章 周波数特性をのばすには―ベース接地回路を実験する
第7章 ビデオ・セレクタの設計・製作―ベース接地とエミッタ・フォロワ回路の試み
第8章 カスコード回路の設計―周波数特性の良い本格回路を実験する
第9章 負帰還増幅回路の設計―ゲインの大きな2段直結回路を実験する
第10章 直流安定化電源の設計・製作―エミッタ接地とエミッタ・フォロワ回路の試み
第11章 差動増幅回路の設計―OPアンプの基本技術を実験する
第12章 OPアンプ回路の設計・製作―ICに匹敵する回路の実現への試み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
baboocon
12
超速読で読了。トランジスタ回路は仕事上でも関係があるし、個人的にも興味が出てきたところなので。2016/04/04
vinlandmbit
10
一斉総振り返り。バイポーラトランジスタでのディスクリートによる各種増幅回路やちょっとした活用のノウハウが詰まっている一冊。昨今ではディスクリートでいろいろと組む機会はかなり少ないですが、いざという時の基本はしっかり纏めてくれてます。2014/09/15
中年サラリーマン
7
数年前読んでたときはさっぱりだが、今回久し振りに読んでみてなんとわかりやすく書いてあるんだろうと。著者が丁寧に書いているのがよくわかりました。2013/07/07
noritsugu
3
現在入手可能なトランジスタの本で、とっつきやすさはトップ3に入るのではないだろうか?とはいうものの、途中までは何度も読んでいたのだが、しっかり最後まで読んだのははじめて…。最初に読むには、本当はこの本のもとになった『トラ技 ORIGINAL No.1』くらいの分量がちょうど良いのかも。2008/12/13
Tomotaka Hosotani
2
どちらかというと交流増幅することが前提って感じ。まあ、直流結合で使う人なんてほとんどいないしな。ってことで、もれなくセンサー増幅に使うには、一ひねり?必要。っといっても、デカップリングとバイアス回路をなくせば良いだけらしいけど。電圧・電流増幅の正しい使い方を初めて知れた。2012/06/24
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