内容説明
TCPはこれまでTCP/IPの解説書の一部として記述されることはあっても、それらの記述はTCPの表面上の解説にとどまっていることが多いようです。そのため、TCPの詳細を知るためにはRFCを熟読し、さらに実際の実装系での取り扱いを解析することが必要となります。本書はインターネットの重要なプロトコルであるにもかかわらず、IPに比べて詳細を記されることがあまりないTCPについての解説と実装系の紹介を試みたものです。インターネットアプリケーションの作成者、あるいは新しいTCP実装系の開発者にとって必携の書と言えるでしょう。
目次
第1章 インターネットプロトコル概説
第2章 TCPの基礎
第3章 TCPのデータ転送
第4章 タイマシステムとその他の諸問題
第5章 TCPの実装モデル
第6章 TCPの実装比較
第7章 IPv6への移行とTCPへの影響
著者等紹介
奥山徹[オクヤマトオル]
理学博士。1982年豊橋技術科学大学大学院工学研究科修士課程物質工学専攻修了。1982年岡崎国立共同研究機構分子科学研究所入所。1985年豊橋技術科学大学工学部計算機センター助手。1989年豊橋技術科学大学工学部情報工学系講師。1995年から2000年まで日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)運営委員及び評議委員。2000年朝日大学経営学部情報管理学科助教授。現職、朝日大学経営学部情報管理学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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