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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784789736855
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「実の父親に言うのはおかしいけど、やっぱりはじめましてで、いいんだよね?」そこそこ売れている引きこもりの作家・加賀野の元へ、生まれてから一度も会ったことのない25歳の息子・智が突然訪ねてきた。月十万円の養育費を振込むと、息子の写真が一枚届く。それが唯一の関わりだった二人。真意を測りかね戸惑う加賀野だが、「しばらく住ませて」と言う智に押し切られ、初対面の息子と同居生活を送ることに―。孤独に慣れ切った世間知らずな父と、近所付き合いも完璧にこなす健やかすぎる息子、血のつながりしかない二人は家族になれるのか?その「答え」を知るとき、温かく優しい涙が溢れ出す。笑って泣ける父と子の再生の物語。

著者等紹介

瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年、大阪府生まれ。大谷女子大学国文科卒。2001年、「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本『卵の緒』で作家デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、2009年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

824
瀬尾 まいこ、本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』に続いて、2作目です。コミュニティで瀬尾 まいこのBEST本を投票するために読みました。父子再生物語、予想外の展開の感動作でした。私の中では『そして、バトンは渡された』よりも高い評価です。次は著者の最新作『夜明けのすべて』を読む予定です。 https://pdmagazine.jp/today-book/book-review-522/2020/10/28

さてさて

736
『すでに三十冊近く本になっているから、印税だけで十分生活できる』という小説家・加賀野正吉。そこに突然現れた彼の息子を名乗る青年・永原智。『しばらく住ませてよ』と、正吉と智の一つ屋根の下での父と子の生活が始まりました。人と人のコミュニケーションを永年自らの意志で絶った自身の生き方に次第に疑問をかんじ、それが少しづつ変化となって現れる正吉の日常が描かれるこの作品。人ってどうしてこんなにも優しいんだろう、人ってどうしてこんなにも愛おしいんだろう、と瀬尾さんの描く作品世界にとても心が温められた、そんな作品でした。2021/11/16

ウッディ

667
突如現れた息子と名乗る青年、それは合コンの一夜の過ちの結果できた子供で、25年間、毎月10万円の養育費を払い続けてきた美月の息子、智だった。他人と関わる事を避け、引きこもり同然の作家の生き方を変えて行く。本屋大賞を受賞した前作と同じく殺伐とした状況にも関わらず、瀬尾さんの登場人物は真っ当で、見事なまでにハートウォーミングな物語になっている。肩の力を抜いた美月と智の生き方は、音信不通になっていた両親との関係を改善し、生きる事に疲れた読者に力をくれる。控えめなタイトルながら、とっても面白かったです。2019/06/01

bunmei

569
ほのぼのしたストーリーと家族の絆をテーマにした瀬尾ワールド満載の作品。引きこもりで世間知らずの作家・加賀野の元に現れた25年も会ってなかった息子・智は、明るく屈託のない青年。きっと美月が愛情込めて育ててきたのでしょうね。自分とは正反対の性格の智に、次第に心を開いていく加賀野。引きこもり作家には、智の全てが新鮮に見える中で、凸凹父子のちぐはぐな会話が、何とも言えず、心を和ませてくれます。この作品の根底には、人生は新しい扉を開くだけでなく、元に戻って「レプレイもまた良し」ということが流れているのでしょう。 2019/06/20

kanegon69@凍結中

457
どうしようもない50のおっさん小説作家。こんな鈍感なやついるのかと思うぐらいの酷さ。スーパーKYって感じでしょうか。家族も捨てて引きこもり、ひどい状況。でもここからが瀬尾ワールドの凄いところ。突然やってきた息子の智とのやり取りが実に心地よい。ズバズバ切ってくれるねぇと嬉しくなる。そして予想外の展開と暖かいエンディング。そうか、このおっさん、50にしてようやく止まっていた時計が進みだしたんだね。これから新しく感じた事、大切にし始めた事、きっと大きな肥やしになり、今度は明るい装丁の傑作小説になるに違いない。2019/06/16

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