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内容説明
14歳から現在に至るまで。デビュー20周年を迎えた宇多田ヒカルが発表した全75編の日本語詞を執筆順に掲載。宇多田ヒカルとその作品にあてた文章を各界の8名が寄稿。石川竜一/糸井重里/小田和正/河瀬直美/最果タヒ/SKY‐HI/水野良樹(いきものがかり)/吉本ばなな(五十音順・敬称略)
目次
1st ALBUM『First Love』
2nd ALBUM『Distance』
3rd ALBUM『DEEP RIVER』
4th ALBUM『ULTRA BLUE』
5th ALBUM『HEART STATION』
BEST ALBUM『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2』(Disc 2)
6th ALBUM『Fant^ome』
NEW SONGS
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
34
ヒッキーの歌声を初めて聞いた時の衝撃を思い出します。彼女の楽曲を歌詞を綴ることで再構成する。しびれます。2018/05/15
ぐうぐう
31
彼女曰く「私の作詞は作曲から始まる」。まずメロディありきで、音楽と共に情景や情感が浮かび、それがやがて言葉になる。だとするならば、彼女が発表してきた曲から詞を抜き出す行為が可能なのか、そもそもその行為に意味があるのか、といった疑問があった。しかし、この歌詞集を読み始めると、自然とメロディが消えていく感覚に囚われていく。つまり、音楽がきっかけで生まれたはずの言葉ではあるが、言葉が言葉だけで充分成立することを、音楽を削いだ言葉を綴ったこの歌詞集を読むことで改めて、いや、初めて理解できたのだ。(つづく)2020/02/10
はるき
29
宇多田ヒカルの世界を言葉だけで再体験。今後もずっと追いかけていきたい。2019/03/19
はるき
27
あんまり明るい音楽性ではなくて、切なさとか寂しさが随所に漂っています。プロの歌い手なのに、どこかアナログな閉じた世界。これからも、彼女の歌を追いかけていきたいと思う。2020/04/12
青木 蓮友
13
宇多田の歌詞という読みもの、一冊になってどうなんだろうと思ったらー、読みごたえ、とんでもないんですけど。つくづく驚きました。やっぱり天才、この人。詞が単体となってもスーッとこちらに入ってくる。ときに肩透かしや覆しがスパイスやコクとなり、クセになっていき。なかにはゴクゴク喉を鳴らせるものも。こーんな凄い言葉の綴りが、あーんな声や旋律やリズムやらに乗ってくるんだからもう、響くに決まってるじゃないの。あちらも波動でこちらも波動でじかに揺さぶられる。発するすべてが同調して「私ごと」だ。宇多田はいっそ、わたし。2018/02/25