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内容説明
落語の世界から現代のビジネスに役立つお知恵を拝借。人と人との絆こそ仕事の基本。商売上手は気の利く人。“世辞と愛嬌”“幇間(たいこもち)”というキーワードから、言葉の上手い使い方で人間関係を円滑にする方法を、古典落語の旦那と番頭のやりとりから、会社経営の機微を学ぶ。三遊亭圓生、古今亭志ん朝など多くの名録音を手がけ、古典落語に造詣が深い著者の、江戸の“商売”をめぐるロング・エッセイを一席。
目次
1 落語が語る江戸の仕事、職場と就職(江戸と落語とウソホント;立派な武士ほど威張らなかった;セールス・トークか世辞愛嬌か ほか)
2 落語が教えることばと人間関係(相手の尊重と気配り;気配りとは相手を読むこと;気配りにも失敗あり ほか)
3 大根多『百年目』が語る企業と人情(大店の始業タイム;番頭の小言三昧;番頭への抵抗もむなしく ほか)
著者等紹介
京須偕充[キョウストモミツ]
1942年、東京都神田生まれ。ソニー・ミュージック(旧CBS・ソニー)のプロデューサーとして、三遊亭圓生の「圓生百席」、古今亭志ん朝、柳家小三治などの画期的なレコーディングで、落語界に大きな足跡を残した。TBSテレビ「落語研究会」解説担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルデバラン
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筆者は終始読者に語りかけるように文章を綴っている。時たま読みが遅くなるが、全体的にとても和やかな気持ちで読めた。「落語に学ぶ仕事術」と副題がうってあるが、こればかりは、本物を見なければとてもとても学べるものではない。この本を読めば、自ずとそれが分かってくる。読み終わると共に、無性に落語を見たくなってくる作品。ソニーマガジンズ新書は初めて読んだが、こういった本があるのであれば、もっと読んでみたい。2011/08/05
いえのぶ
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「江戸のサラリーマンの暮らしと哀愁」を落語から考える。職業の“たいこもち”は絶滅寸前。一人ひとりの中に潜んでいる“たいこもち性”をコミュニケーションに上手に使い、自分と周りのかかわりをスムーズに行くようにしましょう。 読み終わったら、聞いてみたい落語が増えました。 ☆☆・2011/05/25
ぷくらむくら
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番頭さんはつらいよ2008/08/23
OMO
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面白さ:△ 興味:〇 読みやすさ:△ 新鮮さ:△ 文学的云々:×2019/02/13
funkypunkyempty
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★★★☆ まずまず。2018/01/29