ヴィレッジブックス
数独パズル殺人事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 515p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789732482
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

若き数学者ケイトは、久々に故郷ニューハンプシャーの静かな田舎町に帰ってきた―心優しき恩師アヴォンデール教授からのたっての願いで。教授の生きがい“パズル博物館”が閉館の危機らしい。ケイトはすぐに館の存続に向け東奔西走しはじめるが、そのとたん、教授が館長室で殺されているのを発見してしまう。現場にはやりかけの数独パズルが残されていたが、数独マニアの教授が書くはずのない謎の数字が…。これは教授からのダイイング・メッセージだと睨んだケイトは、堅物警察署長の目を盗んで犯人探しを始めるのだが―。日本が誇る人気パズル「数独」をテーマにした世界初のミステリー。オリジナル数独つき。

著者等紹介

フレイドント,シェリー[フレイドント,シェリー][Freydont,Shelley]
ユタ大学で美術を学んだ後、カリフォルニア州立大学で教鞭をとりながら、プロダンサーとして活躍、さまざまな公演に出演し世界各地を旅した。その後、小説の執筆を始め、アメリカの推理作家協会、ロマンス作家協会などに所属するベテラン作家となった。著作にリンディ・ハガーティ・シリーズなどの人気シリーズがあるほか、ジェマ・ブルース名義でロマンス小説も発表している。自身も数独、クロスワード、ジグソーなどのパズル愛好家。現在はダンス講師と作家の二役をこなしながら、ニュージャージーに在住

田口俊樹[タグチトシキ]
1950年奈良県生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。出版社勤務、高校教師などを経て翻訳家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokoroko

12
題名にひかれて借りてくるのだけど読み通せなかった本。あまりトリックは大したことなかった2022/01/10

星落秋風五丈原

11
共通の趣味「パズル」を持ち、世代を越えた友情を育んでいたアヴォンデール教授の危機を知り、故郷に戻った数学者ケイト(ケイティ)。ケイティは、「確率が支配する安定した世界-数学」の事なら何でもござれ。でも、そんな彼女が「教授の殺人」という「要素を自由にまとめ、再編成し、理論を立て」て、この事件を解決できるのか?「将来有望な堅い仕事」を持つ相手との結婚を勧めたがるケイティの叔母、よそ者扱いされて不満気味の警察署長、教授の愛(?)を巡ってケイティと争う博物館の事務員など脇キャラが個性豊かで楽しめる。 2008/02/20

けいちゃっぷ

7
期待しないで読んだのですが(じゃあ、買うなよ)、面白く読めました。数独(ナンバー・プレース)ならではのトリックはありませんが、キャサリンが自分はオタクで対人スキルがなってないと悩むところや、キャサリンにしきりに結婚相手をみつけようとする定番のおばの存在などが話しに彩りを添えて飽きさせません。515ページ2010/03/18

ヘブンリー

5
日本人が作った数独が本の題名になっているので面白がって借りてみたけど、数独自体のトリックはそれほどたいしたことなかった。でも、アメリカの田舎町のほのぼのしたなれ合いのコミュニティの独特の雰囲気が楽しかった。パズル博物館を守ろうと奮闘するおたく(?)のケイトと最初は天敵に見えたよそ者の所長の関係も期待が持てる。後、博物館に住み着いたネコ、アルの活躍がネコ好きにはうれしかった。2012/05/10

なかのっこ

2
最初もたついている感じだったけど、ハリーが登場してからテンポよく進んだ。ケイトと署長とハリーのかけあいに心があたたかくなります。殺人の犯人以外にも、大なり小なり悪いことしていた人たちが何人かいるのだけど、その後どうなったのか語られなくてちょっと消化不良。でもおおむね楽しめました。個人的におばあちゃんたちのシーンがお気に入りです。2014/09/05

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