内容説明
彼女が経験したいくつかの出会いと別れ…試行錯誤をつづけながら成長していく主人公の姿を、励ましと優しさに満ちた視点で描いた連作短編集。『娘たちのための狩りと釣りの手引き』メリッサ・バンク最新作。
著者等紹介
バンク,メリッサ[バンク,メリッサ][Bank,Melissa]
1960年生まれ。ニューヨーク在住。ネルソン・オルグレン賞短編小説部門受賞
雨海弘美[アマガイヒロミ]
1969年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚京童!
18
たぶん本谷さんはこの辺に行き着くのかもしれない。別に悪くないさ。私の気持ちが乗っていないだけ。世界から無駄が消えたら私の存在価値ってあるのだろうか?そんなことを考えながら断捨離をしている。人間って不思議だ。怯んだら負けだ。捨てられない。一気果断に捨てて行かなければ。部屋には何もいらない。私がいればそれでいいのだ。2017/09/30
じょじょ
3
前作をかなり昔に読んでいたけど同じ人の作品だとはあとがき読むまで気付かず。ニューヨーク版ブリジット・ジョーンズと書いてあるけどまさに。ブリジットはイギリス人だからと割り切って楽しめたけど ソフィーのひねくれ具合いは私の中の勝手なニューヨークのユダヤ人ってイメージそのまま。(satcからのイメージ)2020/03/31
Marikaulitz
2
どこにでもいて、むしろ人よりできない存在なのではないかと思ってしまう主人公なのですが、文章が優しく、親近感のわくもので、さらに皮肉的ででも知的な鋭い視点の描写がクセになり、思わずフッと笑ったりしながらスイスイと読んでしまいました。短編をつなぎあわせた、というので納得ですが、それぞれ幼少期と成人期、つながっていないようでつながっているところも面白かったです。激しい起承転結はないですが、人生ってこんなもんだよなと思ってしまいます。ソフィーという女性とその家族の生き様がとても心の残りました。
chipper
2
振り返って思い出すことは 何気ない一場面 人生ってこういうもんなんだろう2011/09/25
elektrobank
1
ダメダメな女の子の話で、特に山場もないけど、なんか先が気になって読み進んでしまった。2011/06/12