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内容説明
誰も知らないコンラッドとリリアンの関係―それがリリアンの死を招いたのか?古き因習にとらわれている小さな村社会と、外部の者を寄せつけない上流社会の中で捜査は難航する。ホリス副署長はコンラッドの言動に注目するが、戦争で深い傷を負った彼は、容易にその本心を明かさない。ウォーレス家も後ろ暗いことを隠しているようだ。考えあぐねるホリスをよそに、コンラッドはひとり、事件の真相に近づいていた…。それぞれが抱える秘密が明らかになるにつれ、事件は眠っていた悲しみも暴いてゆく。哀愁を帯びた静かな海辺の村で起こった愛の悲劇を描く、豊饒なミステリー。
著者等紹介
ミルズ,マーク[ミルズ,マーク][Mills,Mark]
イギリス生まれ。『仮面の真実』などの映画の脚本家として活躍するかたわら、若いころ訪れてから魅せられているアメリカのロング・アイランドを舞台とした『アマガンセット―弔いの海』で作家としてデビュー、CWAの最優秀処女長篇賞を受賞した。現在はロンドンに在住
北澤和彦[キタザワカズヒコ]
1951年、東京生まれ。東北大学卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。