- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > villagebooks
内容説明
60年代後半、全米を恐怖におとしいれた連続殺人鬼がいる―その名はゾディアック。殺害方法の残忍さと多様さもさることながら、暗号を使った犯行声明をマスコミ宛に次々と送りつづけてくる犯人の前代未聞の異常さが、人びとを震えあがらせた。いまだ解決されていないこの事件にとり憑かれ、みずからの生活を犠牲にしてまで犯人の正体を暴くことに命を賭けた男たちや、凶行の犠牲となった被害者とその家族たち…著者の執念の追跡によって集められた数々の証言と証拠品によって明かされる、稀代の殺人鬼、ゾディアックの全貌。
目次
図版で追うゾディアックの足跡
最初の被害者―デイヴィッド・ファラデーとベティ・ルー・ジャンセン
ゾディアックの正体を知る女―ダーリーン・フェリン
殺人鬼からの手紙―ゾディアック
頭巾をかぶった死刑執行人―セシリア・アン・シェパード
タクシー運転手殺し―ポール・リー・スタイン
震えあがるサンフランシスコ―ゾディアック
テレビで語る大量殺人犯―ゾディアック
霊能者の見立て―ジョセフ・デルイーズ
ゾディアックに拉致された母親―キャサリン・ジョーンズ
相次ぐ手紙―ゾディアック
知られざる過去の事件―シェリ・ジョー・ベイツ
エイヴリーの執念―ゾディアック
有力容疑者の浮上―アンディ・トッド・ウォーカー
新たな手がかりを求めて―ゾディアック
帰ってきた殺人鬼―ゾディアック
殺人フィルムを持つ映画マニア―ドン・ジェフ・アンドリュース
ついに解けた暗号―ゾディアック
最後の容疑者―ロバート・“ボブ”・ホール・スター
決め手のないままに―ゾディアック
闇に消えた殺人鬼―ゾディアック
著者等紹介
グレイスミス,ロバート[グレイスミス,ロバート][Graysmith,Robert]
カリフォルニア大学美術学部卒業。日本の立川で新聞の風刺漫画家としてデビュー、その後アメリカ西海岸に戻り、主にスポーツの分野で活躍する。68年からサンフランシスコ・クロニクル紙専属の風刺漫画家となった。69年、グレイスミスが25歳のとき、クロニクル紙宛にゾディアックからの手紙が届いた現場に居合わせ、それからしだいにゾディアックの虜になってゆく。以後20年間におよぶクロニクル紙での活躍で、6度もピューリツァー賞にノミネートされた。1985年に本書でノンフィクション作家としてのキャリアをスタートし大ヒットを記録、その後も次々と犯罪実録ものを送りだしている
イシイシノブ[イシイシノブ]
上智大学比較文化学科卒業後、洋画配給会社に勤務。その後、翻訳活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fritzng4
広中錫
不璽王