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内容説明
凶悪犯に夫と幼い娘をなぶり殺され、自らも顔と心をずたずたにされた辣腕ＦＢＩ捜査官のスモーキー。心の傷が癒えぬまま休職中の彼女に、ある日部下から連絡が入った。親友が惨殺され、現場にはボニーという少女と、犯人からスモーキーあての挑戦状が残されていたという。自分と同じような凄惨な体験をして傷ついているボニーを引き取ることによって心の問題に折り合いをつけたスモーキーは職務に復帰、優秀な部下と共に必死の捜査を始める。だが、切り裂きジャックの末裔をかたる犯人は、いまだかつてない残虐さで捜査陣を翻弄しつづけ…。話題の新人によるセンセーショナルなサスペンス。
著者等紹介
マクファディン，コーディ［マクファディン，コーディ］［ＭｃＦａｄｙｅｎ，Ｃｏｄｙ］
１９６８年、テキサス生まれ。ドラッグ問題を抱えた人たちのカウンセリングなどの社会奉仕活動に従事したのち、ウェブ関係のデザイナーとなり、特にゲームの分野で活躍する。３０代前半で本格的な執筆活動を始め、処女作となる『傷痕』が大手出版社の目にとまり、アメリカのみならずヨーロッパでも衝撃的なデビューを果たした
長島水際［ナガシマミギワ］
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
11
主人公でもあるＦＢＩ捜査官スモーキーの壮絶な過去には子供を持つ親として怖くなりました。愛する夫と妻を殺され、自分自身も傷だらけになったスモーキー。正直彼女の立場になったら立ち直る事って出来るんやろうか・・・。そんな彼女が立ち直るきっかけになるのが殺人事件。自分の親友が犠牲になりスモーキーに挑戦状を叩きつけた犯人の意図がまったく分からないので下巻も楽しめそう。先に読んだ人達の感想で犯人が分かったって書いてる人が多いけど、あつぼうは全く分からないです。犯人はこれからどんどんエスカレートしていくんやろうなぁ。2011/11/23
Steppenwolf
3
G猟奇殺人者の犠牲となったFBI捜査官が精神的ショックから回復しないまま新しい挑戦を受ける物語である。いろいろ想像して読むと気分の悪くなりそうな記述もありどぎついと言える。最終的な感想は下巻読了後改めて書きたい。なお本書は出張先の小田原有燐堂にて購入。登録漏れの一冊。2010/03/28
慧の本箱
2
辣腕FBI捜査官のスモーキーが我が身に降りかかった事件によって大きなトラウマを抱えることとなり職場復帰が危ぶまれるそんな折・・・と話は展開して行くのだけれど、ちょっともしかして～的なところで犯人が見え隠れする気が・・・でした。2015/06/27
cuipa
2
作者を女性だとばかり思いながら読んだけど、男性なんですね… 悲惨な過去を持つヒロインのモノローグで話は進む。「王子様」と娘を失ったという身悶えの慟哭が痛々しくも詩的。このメロウな語り口と相反する露骨にグロテスクな、っていうかこういうの描くの楽しかったでしょ的に精緻を極めたグロ描写が続く。話の主眼は犯人捜しより生きていく道探しに見える。2015/06/05
masyakong0315
1
再読 うん、やっぱこわい2019/12/05
