ヴィレッジブックス
月の記憶―アポロ宇宙飛行士たちの「その後」〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789727723
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0197

内容説明

月面を歩いた12人の宇宙飛行士のうち、今も生存しているのは9人だけ。少年時代、月着陸のテレビ中継にしびれるような感動を覚えたジャーナリストの著者は、話が聞けなくなってしまう前に残りのムーンウォーカー全員と面会し、その人生を記録すべきだと思い立つ。「あの旅はかれらをどう変えたのか?アポロ計画にはいったいどんな意義があったのか?」という疑問を胸に。だが、取材を始めた著者はやがて、自分のヒーローたちのあまりに波瀾に満ちた人生を見いだしていく―アポロ宇宙飛行士たちの「現在」に鋭く迫った傑作ノンフィクション。

目次

第1章 宇宙時代の到来(歴史が刻まれた瞬間;問題発生。鳴り響くアラーム;宇宙飛行士になりたかったぼくたち;アームストロングの「小さな一歩」)
第2章 宇宙に抱かれた男―アポロ14号月着陸船パイロット、エドガー・ミッチェル(伝説的NASA担当記者に会う;ケネディ宇宙センターは今… ほか)
第3章 悲哀のヒーロー―アポロ11号月着陸船パイロット、バズ・オルドリン(『スター・トレック大会』のアポロ宇宙飛行士;月に降りなかった男;司令船パイロットの孤独;宇宙飛行士の怒りのパンチ;バズ・オルドリンと面会する)
第4章 孤高の宇宙飛行士―アポロ11号船長、ニール・アームストロング(宇宙開発とカウンター・カルチャー;J・F・Kの野心 ほか)

著者等紹介

スミス,アンドリュー[スミス,アンドリュー][Smith,Andrew]
ジャーナリスト。評論家。アメリカ生まれのイギリス人。『サンデー・タイムズ』『オブザーバー』『ガーディアン』などで社会問題や音楽関連の記事を執筆している。現在はイギリス、ノーフォーク州ノリッジ在住

鈴木彩織[スズキサオリ]
翻訳家。明治大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

バーベナ

5
1960年代、わずか3年半の間に12人の宇宙飛行士が月面へと向かった。彼らのその後。アポロ計画自体が、冷戦、ベトナム戦争・・・政治的に利用されたという見方もあるが、実際に月面へ飛び立った彼らの想いは?随所にでてくる著者の思い出話が、60年代の熱気を感じさせてくれる。2013/03/30

NAGIA

1
アポロ計画の宇宙飛行士たちのその後をメインに、当時の世相や計画の裏事情などを語っている。賛美でも否定でもない、でも子供時代、宇宙飛行士への憧れを抱いた世代である作者の視点が、ちょうど自分の好みで面白い。あくまで作者の旅として描かれているぶん、作者の主観で宇宙飛行士に会うわくわく感が共有できるのが魅力。引き続き下巻に進む……。2013/12/27

LOHASPO

0
月面を歩いた12人の飛行士も次々と鬼籍に入られてること、考えたらあたりまえのこの事を書籍の帯で知り、アポロ11号の年に生まれた者として迷わず購入。これ今読んどいたほうがいいと思います。2011/11/19

うたまる

0
「月のあとはどこを目指すつもりですか?」……月に降り立った宇宙飛行士12名のうち存命の9名に会いに行くノンフィクション。脚光を浴びた後の人生といえばスポーツ選手やミュージシャンなどを思い浮かべるが、ムーンウォーカーはどうなのかを探求していく。しかし、これがどうにもモヤモヤする。まあ、宇宙開発史はやむを得ないとしても、当時の国際情勢や社会問題、風俗などにまで幅広く言及していくため、本論のウェイトがかなり小さくなってしまっているのだ。極め付けは著者の自分語り。まさか本書のメインが作者の生い立ちと思い出話とは。2022/09/30

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