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内容説明
父の遺品の中から出てきた古い写真。そこには少年時代の自分と、知見らぬ男女が写っていた。だが、ジョージにはそんな写真を撮られた記憶がまったくなかった。好奇心に駆られた彼は写真のことを調べはじめる。その時から、彼の周囲には不思議な偶然としか思えない出来事が頻発する。ジョージはそれと気づかぬまま、決して開けてはならない運命の扉を開いてしまったのだ、死の罠が待ち受けるとも知らずに…『迷宮の暗殺者』で驚天動地の物語を編み上げたアンブローズが、ふたたび読者を幻惑するトリッキーなサスペンス・スリラー。
著者等紹介
アンブローズ,デイヴィッド[アンブローズ,デイヴィッド][Ambrose,David]
1943年、イギリス生まれ。オックスフォード大学で法学を修士した後、脚本家となる
鎌田三平[カマタサンペイ]
1947年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒業。作家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
4
世の中には偶然という事がたくさんありますよね。なかばこじつけって思えるような事もあるけど、この本の中には何個かの実例をあげています。この偶然というのがこの本のキーワードになってるのですが、前半から中盤にかけてはサスペンス色が強く凄く面白かったです。でも後半は読むのも辛くなるような酷い展開に・・・。前半の良さが後半には消滅してしまっていて違う小説を読んでると感じてしまうほどの急展開です。正直最後まで作者が何を伝えたかったのかも分からないですよ。この展開がありなら何でもありですよ。2010/06/22
ルウ
0
★1 作中「脳内のマスターベーション」という言葉が出てくるが 、この本自体が作者のマスターベーションのような(特に後半の展開)。夢オチにも似た反則技で、しかも面白くないって罪深い。2015/02/06