内容説明
バスの運転手さんからのお願いは「ハトにうんてんさせないで。」だけど、どうしても運転したいハトは、いろんな手を使ってお願いしてきます。
著者等紹介
ウィレムズ，モー［ウィレムズ，モー］［Ｗｉｌｌｅｍｓ，Ｍｏ］
アメリカ、ルイジアナ州ニューオリンズでオランダ人移民の家庭に育つ。「セサミ・ストリート」の脚本家、アニメーション作家として活躍し、エミー賞を６度受賞。コルデコット賞オナー・ブックを２度受賞。初めての絵本『ハトにうんてんさせないで。』で、コルデコット賞オナー・ブックを受賞
中川ひろたか［ナカガワヒロタカ］
１９５４年、埼玉生まれ。大学中退後、保父として保育園に５年間勤務。１９８７年「トラや帽子店」を結成、バンド活動を行う。歌には「みんなともだち」「世界中のこどもたちが」などＣＤも多数発表。２００５年『ないた』（金の星社）で第１０回日本絵本大賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
108
諦めない限り夢は叶う。確かにそう思うけど、夢の実現のためには願うだけじゃなく相応の努力が必要。ただ「やってみたい」と主張するだけではどんな夢も叶えるのは難しい。まして人々の安全を守らなくてはならない仕事に就く場合には、ね。運転手さんの不在を狙ってやってきた一羽のハト。ずーっと憧れていたバスを運転してみたいと訴える。熱いハートを伝える。なだめすかす。泣き落としにかかる。キレる……。運転手さんとハトが読者に語りかけるような構成。子どもはどちらの主張を支持するだろうか？ キュートな絵本。2005年9月初版。2016/07/06
☆よいこ
83
幼児向けコミュニケーション絵本。バスの運転手がちょっとバスから降りて出かける「くれぐれもいっておきますが、ハトにうんてんさせないで」と言われた。そこにやってくるハト「このあついハート」で切々と読者に訴えてくる。いかに自分がバスに憧れているかを語る。だめだと知ると、バスごっこでもいいと言う。読者は言葉を尽くしてハトを説得する必要がある▽キレちゃうハトが面白い。オチもいい「おや…？」2005年発行2025/03/03
ひめありす＠灯れ松明の火
52
これはお話会で盛り上がること間違いないでしょう！ハト、……ハト？本当ににハトなの君は？「ぼくはみてのとおりハトですが」って自分でハトだって言っちゃったよー！怪しすぎるー！とハトにひたすら突っ込みを入れながら読みました。途中何度も、手練手管であの手この手を繰り出してくるハトにほだされそうになりました。う、ちょっとだけならいいかなー……いや、いかんいかん。運転させないでって言われてたんだっけ。それ位ハトのバス愛が半端ない。かと思ったら、コロッと鞍替えしてるし！お前運転できれば何でもいいのかー！見損なったぞー！2017/05/04
いちろく
44
紹介していただいた本。タイトルを見た瞬間、笑いを堪えるのに必死だった時点で、私の負けです。解りやすく明確な内容は、見た瞬間に誰もがツッコミを入れたくなりますよ。クスクス笑えるユニークな本。紹介感謝！2017/05/10
うしこ＠灯れ松明の火（文庫フリークさんに賛同）
42
ハトは運転してはいけないって誰が決めたの？どうしてもバスを運転してみたいハトは、自分がどれだけ運転してみたいかを訴えかけますが・・。シンプルでインパクトがあるイラストの絵本でした。何としても運転したいと詰め寄ってくる迫力がありました。めげないハトに脱帽！★★★2012/04/19
