- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 海外文学
- > villagebooks
内容説明
ロッククライマーが取り落とした鋭利な登山器具は、ハイキング中の少年タイラーの脳天を直撃した!妻に先立たれタイラーを一人育ててきた父スコットは病院に急行する。だがタイラーは深い昏睡状態に陥り、担当になったカリスマ神経外科医は、まだ動物実験でしか例のない特殊な脳手術への同意をスコットに強く迫るのだった。愛息を名声欲に溺れた医師の犠牲にしたくはない。だが、他に手だてはなく、手術は決行された。スコットは祈るような気持ちで息子を見守るが、「霊魂」を信ずる狂った男の黒い影が、手術を危険極まりない混沌へと導くことに…。
著者等紹介
ダーントン,ジョン[ダーントン,ジョン][Darnton,John]
1941年生まれ。ニューヨ-ク在住。30年以上にわたってニューヨーク・タイムズ誌の記者、編集者,海外特派員として勤務し、ナイジェリア、ケニア、スペイン、およびイギリスでさまざまなスクープをものにした。戒厳令下ポーランドの情勢に関するスクープでは、ピュリッツアー賞を受賞している
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年、東京生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家。日本文芸家協会、日本SF作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。