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内容説明
1746年、カローデンの戦いにおいてハイランド軍は壊滅的な打撃をこうむった。ジェイミーはその戦いで死ぬつもりだったが、辛くも生き長らえた。しかも、イングランド軍に捕まったものの、過去の行ないが幸いしてただひとり処刑を免れる。しかし、クレアと別れて孤独にさいなまれる彼をその後襲うのは、新たな試練の数々だった…。一方、20世紀に戻ったクレアはジェイミーの消息を調べつづけた結果、ついにある決断を下した!『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』につづくアウトランダー・シリーズ第3弾いよいよ登場。
著者等紹介
ガバルドン,ダイアナ[ガバルドン,ダイアナ][Gabaldon,Diana]
アリゾナ州に生まれ育ち、現在も家族とともに住んでいる。動物学で学士号、海洋生物学で修士号、行動生態学で博士号を取得、大学教授として長年教鞭をとる
加藤洋子[カトウヨウコ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
43
夢中になって一駅乗り過ごした。再読なのに。2017/10/28
ぱんちゃん
16
マータフっっっ!!!始まりわずか数ページで打ちのめされました。でもそのかわりジェイミーがいい感じに年取ってきたので、私のターゲットポイントに入ってきた(笑)途中の台詞にあった長い本が述べたいことはそこに描かれる人物の人生だという表現が、まさにアウトランダーという物語を表していると思い、はっとしました。最後のブリーとの別れ、辛すぎます。再び出会うまでの20年間をこんなに素敵に綴れるなんて、もう再会が待ち遠しいったら!!2015/11/19
veri
11
目が文字を追うスピードが速すぎて、文章を読み込めずまた戻って繰り返し読み直す。悲しいとか辛いとか、ジェイミー良かったね、でもクレアの事を思うと少し切ない、とか色んな想いにとらわれます。この作品はもはや物語とは言えないです。二人の"人生"で"歴史"です。何度も何度も泣きたくなって、一巻一巻読み終える度に自分にもクレイグ・ナ・デューンの叫びが聞こえてくるようで思わず耳を澄ませてしまいます。ずっと終わることなく読み続けていたいと思うのです。2014/05/10
noémi
10
この巻はいい! 以前テレビドラマではクレアと別れた後のジェイミーが悲惨で、見ているのが辛かった。が、この巻には映像では表現しえなかった静かな情感がある。若い頃はそれなりに勢いがあった彼が中年になって、寂しいがそれなりに充実した毎日を送るさまがしみじみと描かれている。思わず読ませる個所だ。作者の力量がうかがえる。2019/12/03
こばまり
6
人の恋路を邪魔する奴ぁ・・・と、これまで祖先も含めてフランクのことが疎ましかったんですが、改めて気の毒になりました。2013/10/14