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内容説明
一九七〇年、カリフォルニア州デイリーシティ。あの悲劇の家は、二人目の犠牲者を産み出していた…。五人兄弟の四番目に生まれたリチャードは、物心ついた時から兄弟のなかにひとりだけ“のけ者”がいることに気づいていた。だが、幼い彼は、母の愛情を得たいがために虐待に加担し、実の兄を死の一歩手前まで追いつめる。しかし、法の手によって兄が保護されたあと、事態は急変する―母親の新たな標的となったのは、他ならぬ彼自身だった!児童虐待の嵐が吹き荒れる家庭で育ち、苦悩のなかで強く生き抜いた少年の告白の書。
目次
あのころのこと
地下室の“It”
消えたデイヴ
だれも助けてくれない
二番目の“It”
逃走
救急車
父さんの拳銃
デイヴとの再会
悲しいクリスマス
初めての反抗
ぼくは身代わり
兄さんとの別れ
母さんに殺される!
父さんの葬式
仲間との思い出
怒りのゆくえ
少年時代の終わり
著者等紹介
ペルザー,リチャード[ペルザー,リチャード][Pelzer,Richard]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた虐待体験を告白し世界中で大ベストセラーを記録した『“It”(それ)と呼ばれた子』の著者デイヴ・ペルザーの実の弟。兄の壮絶な虐待の目撃者であるとともに弟リチャードもまた、実母による肉体的・精神的・感情的な虐待の被害者であったが、10代で家族を離れてハワイのマウイ島およびヴァージニア州に移り住み、自らの人生を立て直した
佐竹史子[サタケフミコ]
早稲田大学第一文学部卒業。翻訳家
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感想・レビュー
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のっち♬
キムチ
たまきら
James Hayashi
こぽぞう☆