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内容説明
CIAの優秀な工作員だったイーサン・デッカーは3年前に極秘任務に失敗して以来、最愛の妻とも別れ、世捨て人同然の暮らしを送っていた。そこへ突然、かつて同僚だった女性が二人のいたいけな子供を連れて現れ、この子たちを預かってほしいと頼むなり逃げだず。が、すぐに彼女は無残な射殺体となって発見された。その殺され方を見て、イーサンは3年前の宿敵が再び現れたことを知る。となれば、彼自身だけではなく、二人の子供や別れた妻の命までが危い。しかも、子供たちには恐るべき機密が秘められていた…。アイリス・ジョハンセン、リサ・ガードナーらが絶賛するノンストップ・サスペンス。
著者等紹介
ルーイン,パトリシア[ルーイン,パトリシア][Lewin,Patricia]
コンピュータサイエンスの学士号を取得し、10年以上IBMに勤務したのち、90年代のなかばから執筆活動を開始した。別名義でも何作かのロマンス小説を発表している
林啓恵[ハヤシヒロエ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
39
主人公は、ある任務に失敗し息子を殺されてしまったもとCIAの工作員。世捨て人になって砂漠に住んでいた。そこにもと同僚の女が二人の子供を連れて現れるが、何者かに殺されてしまう。その子供たちは特殊な秘密を持ち、ある組織に追われている事に気が付いた主人公は、子供たちを守るため立ち上がる。・・・良質なハリウッド映画を見ているかのように、ハラハラドキドキで最後まで息もつかせない展開。サスペンス小説ってあまり読んだ事が無かったけれど、これはもの凄く面白かった。極上エンターテーメントを読みたい時はお勧めです。2014/09/27
天の川
24
息子を殺害され、隠遁生活を余儀なくされていた元CIA工作員。秘密の島から脱出してきた幼い兄妹を守る羽目に陥り、それに巻き込まれる形で命を狙われる元妻をも守ろうとする。組織に立ち向かう彼はプロ中のプロだが、元妻と子供連れのため思うようには動けない。元妻の中に少しずつ甦る彼への愛情がエッセンスとなって、一気に読めました♪主人公の名前がイーサンだったので、私の頭の中ではトム=クルーズが大活躍~(^_^;)2014/10/13
まゆこ
1
★★★☆☆2006/12/18
あつぼう
1
アイリス・ジョハンセンやリサ・ガードナーが絶賛した一冊です。この言葉を信じて読み始めたのですが面白かったです。作風はアイリス・ジョハンセンによく似ているって感じたけど、オリジナリティもあって一気読みしてしまいました。登場人物も個性があり、弱さを持ち合わせてるので現実離れもしてなかったし、共感出来る部分もありました。最後の最後まで先の読めない展開は読んでいて凄くハラハラドキドキしました。あの驚愕のラストに至るまでに、色々なスパイスが散りばめられていてまだまだ読んでいたいって気持ちにさせられました。2005/11/20