内容説明
ある日カバくんはふと考えました。「ぼくのおしりってなんておおきいんだろう」。それを聞いたジャングル中の動物は大騒ぎ。「そうだおおきい!」「いやちょうどいい!」「そんなことはないちいさいよ!」そんな騒動を解決したカバくんのある行動とは…。
著者等紹介
レヴィ,ディディエ[レヴィ,ディディエ][L´evy,Didier]
1964年生まれ。フランス・パリ在住。ジャーナリストとして新聞・雑誌・広告の仕事をするかたわら、絵本作家として活動。豊かな感性と独特のユーモア感覚で、たくさんの子ども向けの物語を書いている
ブタヴァン,マルク[ブタヴァン,マルク][Boutavant,Marc]
1970年、フランス・ブルゴーニュ生まれ。パリ在住。グラフィックデザイナー、イラストレーター、漫画家として活躍中。絵本も多く手がけている
山本知子[ヤマモトトモコ]
早稲田大学政治経済学部卒、東京大学新聞研究所研究課程修了。児童書からノンフィクションまで幅広いジャンルの仏語翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
55
自分のお尻の大きさにコンプレックスを持っているカバくん。ゾウに悩みを打ち明けると、動物達の間で「カバくんお尻は大きいか論争」が勃発。大型動物達は「大きくない」といい、小動物達は「なんて大きいんだ」という。意見が入り乱れ、とうとうモノを投げ合う大げんかにまで発展。オロオロするカバくん。自分のおまるに座って落ち着こうとした時、そのフィット感に目覚める。自分のお尻はちょうど良い大きさだった!ヒートアップしていた動物達も、めいめい自分のおまるの座り心地に争いを忘れる。かくして世界の平和は保たれたのであった。2017/01/13
おはなし会 芽ぶっく
9
おしりが大きいことをきにするカバくん。森のみんなは口々に大きいやら小さいやら言い、いつの間にか大ゲンカに!みんな自分の身体が1番ですね。2024/04/12
かっぺ(こと悩める母山羊)
9
☆3歳。出物の腫れ物ところかまわず。 おしりの話なんだけど、子どもは「動物にはちんちんないね」と言った。あれ、本当だちんちんないね。「みどりのマキバオー」を見習ってほしいわ。2013/11/26
ゆみ。
7
最近、動物園でカバに目覚めた息子へ。カバくんのプリプリお尻がかわいいお話でした(^-^)動物がみーんなおまるを持っていて大人には違和感だけれどトイトレ中の息子にはツボ?2014/04/17
ちみたんママ
6
〈息子食いつき度〉★★★☆☆〈私気に入り度〉★★★☆☆ モノゴトの価値は相対的なもので自分の判断に固執するとロクなことがない…っていうメッセージかな。メッセージ自体は良いと思うけど、みんながケンカを始めたあたりからテーマがボヤけた感じ。もしかして各地の紛争とか、そのレベルまで想像を広げてほしかったのかしら。人間関係レベルで(動物だけど)止めといた方がわかりやすかったのに…。とはいえ、オシリがネタになってるので子供は喰いつきやすいかも。5歳息子も(意味わかってないだろうが)楽しそうに聞いてくれました。2021/05/30