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地球で最後のふたり

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789722803
  • NDC分類 929.363
  • Cコード C0097

内容説明

「この世から消えたい」と自殺を図る、バンコク在住の日本人青年ケンジ。彼の目の前で起きた交通事故で妹を失い、天涯孤独になったタイ人女性ノイ。孤独と寂しさを胸に秘めたふたりは、つたない会話を繰り返し、心を心づけていく。タイ文学界の新鋭が描く、ほのかでピュアなラブストーリー。

著者等紹介

プラープダー・ユン[プラープダーユン][Prabda Yoon]
1973年、バンコク生まれ。中学卒業後に渡米、その後、NYでも屈指のアートスクールCooper Union for the Advancement of Science and Artsで美術を修める。卒業後、グラフィックデザイナーとして働き、98年にタイへ帰国。兵役を経て2000年に出版した2冊の短編小説がともにベストセラーを記録する。以後、作家、評論家、編集者、グラフィックデザイナー、イラストレーター、ペインター、フォトグラファー、脚本家、作詞家として、幅広く活躍。02年、『Probability』で、タイで最も権威ある〈東南アジア文学賞〉を受賞

吉岡憲彦[ヨシオカノリヒコ]
1974年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、国際交流基金に入社。1999年5月より2004年3月まで、国際交流基金バンコク日本文化センターに赴任し、所長補佐として働く。主に芸術交流を担当。現在、国際交流基金経理部で働く傍ら、翻訳家・ライターとしても活動している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

9
映画化を前提として脚本用に執筆された小説。タイの物語だけど、登場人物のほとんどが日本人。映画のあらすじを読んでみると「ラブストーリー」とあった。しかし小説は、訳者による関西ヤクザの絶妙な翻訳とも相まって、コメディかなと思った。いくつもの偶然が繰り返され、ストーリーは進展する。そもそも、主人公ケンジの性格おかしくない?登場人物だれもが異常だけど、一番異常だよ。2021/02/05

ととととと

1
『「その他の外国文学」の翻訳家』で紹介されていた、タイ語の文学。 底なしのタイ沼にはまっている身としては、「タイの大学の制服」という猫写だけで萌えてしまう。が、出版はもっと前なので、もちろん沼とは全く関係ない話だった。 淡々とストーリーが進んでいく中で、ふたりの孤独が寄り添っていく感じを受けた。2022/11/06

ihatov1001

1
日本人の男とタイ人の女の仄かなラブストーリーです。極限状態のふたりが偶然出会い、惹かれあってゆく過程は面白いですが、脇役も含めて登場人物の描写が乏しいためあまり感情移入できずに終わってしまいました。2人が醸し出す独特の不思議な雰囲気は良かったです。2022/03/24

samandabadra

1
タイの小説 映画にもなったらしい 主人公の一人は日本人青年2009/09/03

jun_dm

1
オレンジを拾う場面とヤモリにクリップを投げつける場面は、映画にはなかったけれど映像がきれいに頭に浮かんできた。読み終えた直後、さっそく浅野忠信フェスティバルで映画を再び観た。本人から愉快な裏話を聴いた。2012/11/09

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