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1421―中国が新大陸を発見した年

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  • サイズ B6判/ページ数 506p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784789721660
  • NDC分類 222.058
  • Cコード C0097

内容説明

1421…世界の海でなにがあったのか。15世紀、中国の明の時代。紫禁城をつくった永楽帝は家臣の鄭和に命じた…水平線の彼方の国、地の果ての国、世界のすみずみまで調査せよ!勅命を受けた鄭和は、1421年宝船といわれる巨大なジャンク船団を率い、世界をめざして航海に出た。大航海時代以前のヨーロッパの古地図に描かれていた、新大陸の一部としか思えない島々…なぜ1492年以前の地図にアメリカが描かれていたのか?世界各地に残された膨大な手がかりや「証拠」をもとに、600年の時を遡り、鄭和がコロンブスよりも70年前に新大陸を発見し世界一周をしていた真実が明かされる。従来の通説をくつがえし、歴史をもぬりかえる衝撃のノンフィクション。

目次

プロローグ 古地図に浮かぶ謎の島々/この航海の達人は何者なのか?
第1部 中華帝国の野望
第2部 導きの星
第3部 海峡を越えて南極へ―洪宝の航海
第4部 南十字星の下で―周満の航海
第5部 さらに北へ、さらに西へ―周鼎の航海
第6部 経度の測定―楊慶の航海
第7部 中国の航跡をたどって―ポルトガルの大航海時代
エピローグ 鄭和の遺産

著者等紹介

メンジーズ,ギャヴィン[メンジーズ,ギャヴィン][Menzies,Gavin]
1937年中国生まれのイギリス人。第2次世界大戦が始まる前の5年間を中国で過ごした。1953年に英国海軍に入隊。潜水艦の潜水士、のちに艦長としてコロンブスやディアス、カブラル、ヴァスコ・ダ・ガマが渡った世界の海を航海し、マゼラン、クックの探検航路をたどった経験をもつ。海軍退役後は「1421」の謎に取り組み、中国や東南アジアをたびたび訪れ、さらに世界の120を超える国々、900以上の博物館や資料館、そして当時港だった場所をみずからの足でたんねんに歩き、調査を重ねた

松本剛史[マツモトツヨシ]
翻訳家
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Wataru Hoshii

3
著者は歴史学者ではなく、元英国海軍の潜水艦船長という変わり種。史料の扱いには雑なところも多く、専門家は微笑して通り過ぎるだろう。しかし大胆な仮説は面白い。すべてを鄭和艦隊の功績に帰することはできないだろうけれど、「中国の大航海時代」の重要性を指摘することの意義は大きい。中国が国際的な発言力を増している現在、イギリス人がこのような本を書いたことが象徴的だ。2010/01/01

takao

2
ふむ2023/05/16

takao

2
ふむ2023/05/16

shiggy

1
中国の歴史シリーズを読んでいて、一番興味が湧いたのが鄭和の航海についてでした。これだけワクワク要素満載なのに、伝記や小説のたぐいもあまりない。でもとりあえず鄭和のことが書いてあるらしいと手にとった本書。非常に興味深い内容で、調査が進んでくると、アカデミズムな人も無視できないだろうと思う。ただ、鄭和などの人物に関する事はあまり記載がないので、残念だった。2018/10/10

レイナ

0
鄭和の大艦隊の軌跡が、ヨーロッパの世界の「発見」の足掛かりになったという論を数々の証拠とともに展開。2010/04/17

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