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内容説明
1909年、ニューヨークに住む29歳の美女テンペランスは、女性の人権を向上させることに心血を注いでいた。ところが、寡婦だった母親が突然スコットランド人と再婚し、テンペランスも否応なしにスコットランドへ。不満を爆発させる彼女にたいし、義父はアメリカへの帰国を許すための条件を提示した。それは彼の甥ジェイムズの花嫁を見つけてあげること。承諾したテンペランスは、美しい田園地帯の領主ジェイムズのもとへ赴くが…。人気作家が繊細なタッチで綴るロマンス小説の佳編。
著者等紹介
デヴロー,ジュード[デヴロー,ジュード][Deveraux,Jude]
ケンタッキー州フェアデイルに生まれる。1976年に創作活動を開始して以来、『時のかなたの恋人』(新潮社)をはじめ、数々の傑作ロマンス小説を世に送りだしているベストセラー作家。現在はコネティカットに居を構えている
高橋佳奈子[タカハシカナコ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akiko
11
強情と強情が組み合わさると、めんどくさい!もどかしいわ!さっさと蹴りつけろと蹴りつけたくなった。けどなんだかんだ、お互い気になる。やきもきするのがいい!すんなり行くよりも、いろいろ障害あって、奮闘していくほうがいいと思わずには、いられない。2019/07/17
アクアマリン
2
ジュードさんの本、二冊め、1909年からの話でアメリカからスコットランドへなかなか面白い。宝探し。スコットランドは、気候もきつい、地形もきつい、お嬢さんにはなおさら。最初の妻が泣いてばかりで逃げ出し事故にあって亡くなった。ヒロインは、気丈な性格、泣くどこらか頑張る。婦人運動家で、未亡人に仕事を作る。企業家。29歳のヒロインは珍しい。ヒーローは働き者。一気に読んだ。 2019/08/13
あい
2
図書館で何の気なしに借りたけど、とても印象に残る本でした。
punto
2
なかなか面白かったけど、ラストがちょっとひねりが多いように思った。2011/01/09
zawa
2
スコットランドの片田舎の人情味のある村人たちと、ニューヨークのキャリアウーマンだったヒロインとの交流はとてもよかった。ロマンスは…かゆい所にあと少し届かない、もどかしい感じ…。やっぱヒーローにもう少しがんばってほしかったな~。2011/06/18