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内容説明
「あたくしは人の命を奪いました」―死刑執行まであと10日に迫ったロナ=リーは、マスコミのインタビューに聖女の微笑みを浮かべて答えていた。17年前「斧があの女をぶった切るたびに、はじけちゃった」と笑いながら人を殺した女性とはとても思えない。彼女はほんとうにそのような凄惨な殺人をやってのけたのだろうか?どこか不自然なところを感じたFBIの女性捜査官ポピーは、現地テキサスへと飛び、事件の再調査を開始する。鋭い推理とタフな捜査で知られるポピーだが、限られた時間のなかで、真実を探り出せるのか?緊迫感に満ちた本格サスペンス。
著者等紹介
スミス,メアリ=アン・T.[スミス,メアリアンT.][Smith,Mary‐Ann Tirone]
イタリア系とフランス系移民の子供としてアメリカで生まれる。1965年大学を卒業後、平和部隊に参加し、カメルーンで公立図書館の設立にたずさわる。1985年に“The Book of Phobe”を発表、作家としてのキャリアをスタートさせた
匝瑳玲子[ソウサレイコ]
1960年静岡県生まれ。青山学院大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
1
メアリ=アン・T. スミスは、実話の事件を元に小説を書いてるらしいのですが、本作もカーラ・フェイ・タッカーという女性死刑囚の話が元ネタになってるみたいです。死刑制度に対しての考え方は人それぞれやと思うのですが、死刑囚がテレビに出演して自分の罪を悔い改めたと告白するところはアメリカらしいですね。前半と後半では全く違った展開になるのですが、前半に散りばめてた布石が後半に生きてくるのがいいですよ。死刑制度について考えてみようと思えるような作品ではないけど、娯楽作としては出来は良いと思いました。2009/04/29
カサブランカ
0
42011/07/20
satooko
0
FBI女性捜査官が、女性死刑確定囚に振り回されながら、結果オーライ的に何とか真相に辿り着くストーリー。敏腕&優秀という設定だけれども、けっこうノリが軽くて、場当たり的な言動が多いヒロイン。2011/03/06
Q_Q
0
最後の展開には「ちょwww死刑囚www」としか言えなかった。主人公のFBIさんは、回想の中では優秀みたいなんだけどこの小説の中では思い込みだけで突っ走っては権力を振り回す困ったちゃん。でも何故か人望もあって上司の受けもいいらしい。まあ現実世界にいたらヲチ対象として面白いかもね…2010/03/14
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