ヴィレッジブックス<br> 愛ってめんどくさい

ヴィレッジブックス
愛ってめんどくさい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789718622
  • NDC分類 956
  • Cコード C0197

内容説明

ラファエラが処女を失ったのは18歳のとき、初めての撮影現場で、しかもカメラが回っていた―。最悪の家庭環境から逃げ出し、自分の力で生きていきたくて飛びこんだハードコア・ポルノの世界。だがそこには、想像以上に過酷なAV女優としての生活が待っていた。それでも仕事は仕事、自分の魂まで売ったわけじゃないわ、とラファエラはたくましく、そして清々しく生きてゆく。本番ビデオ撮影時の生々しい様子、職業ゆえにまっとうに取り合ってもらえなかった屈辱のレイプ事件、レズビアンとしての目覚めなど、映画女優がハードでクールな生きざまを赤裸々に語るノンフィクション。

目次

処女のままハードコア・ポルノ業界へ
どこに行っても愛されない
やっと見つけた自分
喝采を浴びた映画祭
失うものは何もない
親友マリーとの出会い
屈辱のレイプ事件
エイズの恐怖
こんなセックスには感じない
恋人は女の子
あたしの世界はあたしのもの
訴えられて
つかのまの幸せ
カラダしか許さない
偏見とのたたかい
追いつめられた毎日
身も心も疲れ果てて
それでも人生は続いていく

著者等紹介

アンダーソン,ラファエラ[アンダーソン,ラファエラ][Anderson,Raffa¨ela]
1976年パリ郊外で生まれる。1994年にハードコア・ポルノ女優としてデビュー、数少ない生粋のフランス人ポルノ女優として一躍スターに。フランス映画史上初めて上映禁止となった映画『ベーゼ・モア』(2000)で主人公の女性を熱演、一般にその名を知られるようになった。現在はポルノ映画界を引退している

実川元子[ジツカワモトコ]
1954年兵庫県生まれ。上智大学仏語学科卒。翻訳家・ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つちのこ

40
1990年代に一世を風靡したフランスのポルノ女優の手記。18歳で自身の家庭環境から逃れたい一心でポルノ映画への出演を決意するが、その過程に悲壮感はあまりなく、とにかく金を稼ぐことを目的にしごく簡単に飛び込んでしまう。引退するまでの間は劣悪な環境でのポルノ業界で味わったひどい扱いに耐えながら、トップ女優として上り詰めていく。世界が違えどそこにはエンターティナーとしてのサクセスストーリーが見えてくる。眩しいくらいの光を放った女性だったことは間違いない。思いのたけをぶつける、奔放でいて勢いがある文章も良かった。2024/09/06

うたまる

1
「ここでは食べるためにはセックスするしか仕事がないじゃない」……18歳でハードコア・ポルノ女優となった著者のノンフィクション自伝。読書中、幾度も混乱を来たす。人称代名詞が錯綜し誰の体験談か分からなくなったり、続きがあるはずのエピソードが寸断されていたり。こう度々では誤植や誤訳じゃなく、原文の問題だろう。また他の女優たちも同じ様に危うい。キレやすい女、不潔な女、依存症の女、無責任な女、浪費癖の女。健常者と障害者の境界上にいる人たちだ。世界中にある売春婦への蔑視は、職業差別ではなく障害者差別なのかもしれない。2017/08/09

ユカリー

0
18歳でハードコア・ポルノの世界に飛び込んだ主人公のもとに待っていたのは、想像を越えた過酷な世界。それでも「仕事は仕事」と、たくましく生きていく…。 ラファエラ(主人公)格好いい。しっかりしてて、言うべき時には言う。言葉にちゃんと筋が通ってる。うん、見習いたいです(*_*) この本はノンフィクションだからか、小説よりもなんだかリアルに感じました。テンポも良くて面白かったです。 これぞ波乱万丈!って感じ2013/12/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/71463
  • ご注意事項

最近チェックした商品