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内容説明
メグ・アルトマンは、10歳になる娘サラと二人でマンハッタンに引っ越してきた。それまで住んでいた家も夫も、そして妻の座も若い女に奪われてしまったからだ。これからは誰にも頼らず、自分の力で生きていかなくてはならない。元は資産家の隠れ家だったというその家には、コンクリートと鋼鉄で固められ、16台のビデオカメラと8台のモニターが設置された奇妙な部屋が存在した。決して誰も侵入させない「パニック・ルーム」と呼ばれるその部屋を見て、メグはなぜか異様な不安を覚えた。そして、母と娘だけの新たな生活が始まったその晩、事件は起こった―。
著者等紹介
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
東京大学工学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
haruma
1
☆3.5 大昔に映画を観た。度々シーンが鮮明に思い出される部分もあり、比喩表現?が多少読みにくいなと思ったけど楽しめた。もう一度映画を観て突き合わせてみよう。ラストが案外あっさり?もう少し掘って欲しかった。最初はニコールキッドマンで撮影開始してたと解説があり、そのバージョンも観てみたいなぁ〜っと。2017/05/07
ISBN vs ASIN vs OPAC
1
ハリウッド映画に出てくる無教養な悪役の翻訳でしか見ないしゃべり方、というのは、一体どこが源流になっているのだろう? 標準語がその実、明治時代の書生言葉を元にしたように、このしゃべり方、訳し方、語調にもなにか源流があるのでは? と疑問に思ってみたが、絶え間ない翻訳の中で、自然と「産まれ」「練り上げられ」ていったものだ、という解釈のほうが夢があるからそう思おう。いいか、今度利口面して俺様に指図しやがったらそのご自慢のクソ頭にクソでけえ風穴開けてやっからな、そう思っとけ!2015/05/08