内容説明
海辺の町パロス・ヴァーデスに越してきたメディナは学校では嫌われ者。両親の結婚生活が破綻し、双子の兄ジムがドラッグに溺れていくなか、メディナはサーフィンに打ちこみ、波に挑むことにわずかな慰めを見出す―。せつなくまぶしい、１４歳の夏を描いた青春小説。
著者等紹介
ニコルソン，ジョイ［ニコルソン，ジョイ］［Ｎｉｃｈｏｌｓｏｎ，Ｊｏｙ］
カリフォルニア州パロス・ヴァーデスで生まれ育つ。１９歳で大学を中退したときから旅行が趣味となる。現在も、１年の半分以上を旅に費やしながら２作目を執筆中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
4/123
8
再読。中学生の頃に読んでから思い出しては表紙を眺めたり雨の日に読んでみたりする。しみじみと良い作品だし良い翻訳だと思う。その【良さ】は、地獄みたいな思春期を過ごした全ての少女達に光を当てるものではないだろうか。狂っていく家庭の中で、主人公メディナは善人にも悪人にも慣れず、体をもてあまし、日々を生きていく。その中で自分が手に取り抱き締めた明確な【救い】。日常の醜さとの対比が非常に美しく描かれている。誰も助からないだろうし割れたコップの水はもう戻らないが、それでも彼女の美しい魂は波と共にあるだろう。2017/02/20
星落秋風五丈原
2
南カリフォルニアの海辺の町を舞台に14才の少女のひと夏を描く。主人公メディナ・メイスンはやせっぽちで独立心が強く学校では嫌われ者で通る。双子の兄ジムとは同志のような絆で結ばれているが両親の仲は危機的状態。被害妄想で過食に走る母サンディは今ではクジラのように太っていてジムを溺愛する一方でメディナを嫌う。2006/04/16
KTPA
1
今探したら見つからなかった。どこやったかなこの本。
こっぺ
0
なんだか皆狂ってる、、、狂ってるっていうかずれてる、、、っていうか。2001/11/07
ある晴れた朝に
0
感動した。良い作品だと思う。2021/03/04
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