内容説明
ブリジット・ジョーンズ―３０代、会社勤務、結婚歴なし。あと３．１キロ体重を減らし、タバコをやめ、内面の安定をはかりさえすれば、悩みはすべて解決されると信じて疑わない。―しかし現実はままならない。この１年間に、ブリジットの体重は、のべ３３．１キロ減少し、３２．６キロ増加、まして節酒や禁煙なんて…。それでも、彼女の楽観主義は変わらない。どんなに落ち込むことがあっても、ブリジットはなんとか元気を取り戻し、明日になれば、また何もかもうまくいくようになる、まったく違った人生が開けて、カロリー計算とも、アルコールとも、つまらない男とも、完全に無縁な日々が訪れる、と自分にいいきかせる。そう、結局ひとの悩みなんて、結構お粗末なものなんだと、ブリジットは笑い飛ばすのだ！世界中の女性が読んでいるベスト・セラー小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はたっぴ
88
【＃G1000】課題図書として懐かしく再読。当時は映画も流行り、DVDを観た記憶もある。偶然にも今秋、第三作目が公開されるようだ。30代の女性の生き方、喜びや悩みを日記風に描いて、世界の女性達の共感を得た作品として、今でも違和感なく楽しめる。私自身はトレンドをつかむことに疎く、あまり関心もないので、興味本位でドタバタ感を楽しむという読み方になってしまったが、等身大の自分を重ね合わせて耽読する女性が多いことだろう。元ネタは『高慢と偏見』だそうだ。長らく積読にしているが、忘れないうちに読みたいものだ。2016/09/11
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です！！(≧▽≦)
83
ダイエットする気があるのか、煙草を減らす気があるのか、とても謎な日記。第１段。2019/02/24
扉のこちら側
44
初読。2014年522冊め。タイトルは知っていた本で、見かけたので読んでみた。共感はないけど、「高慢と偏見」のオマージュ、読み物としてはおもしろい。2014/08/15
アクビちゃん
41
【第16回ガーディアン必読小説1000冊チャレンジ】アメリカン的な例えなどが分からず入り込めず、読むのに時間が掛かってしまった…。９月のお題はComedって事で、この本をセレクト。３０代独身女性のブリッド・ジョーンズの約１年間に及ぶ日記です。あー、私も３０代の頃は、こんな風に目まぐるしく日々を過ごし、色々な事があって気分のアップダウンが激しかったな～。でも、楽しかったな♪って今になれば思います。ブリジットも、恋に仕事、そして親に振り回されながら、慌ただしく過ごしています。女性の悩みは全世界共通ですね。2016/09/29
syota
26
ダーシーという名の大金持ちが出てきて周りがワイワイ騒いでいる、だけど主人公は彼を気に入らない、というミエミエの設定なのに、『高慢と偏見』のあのダーシーを全然思いつかなかった…というかすっかり忘れていた（汗） 前半はちょっとダレ気味だったけれど、『高慢と偏見』のオマージュだと気づいてからは、一気に興味が増した。元ネタのエリザベスとは打って変わったブリジットのドジっぷりを楽しむ一方、英国ほどの先進国でも（いや、英国だからこそ、かも）シングルの女性に対する有形無形のプレッシャーがあるのに、いささか驚いた。2019/01/16
