内容説明
五千年に一度、次元と次元のあいだの扉が開く。一方の次元には、無数の生命形態を擁するこの宇宙があった。もう一方に存在するのは、土と風と火と水という要素から創られたのではない、反エネルギー、反生命体だった。この暗黒の存在は次元の扉の向こうで、すべての生命とすべての光を消し去る機会を虎視眈々とうかがっていた。フィフス・エレメント―それは、人類がまだ見ぬ宇宙の神秘。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
7
97年の本体1400円の初版。監督ベッソン、著者ビッスンと紛らわしい。映画は傑作だが、いくら何でもノベライズに1400円はないだろう・・まぁ、ブコフで100円だったけど。本書、値段以外は問題ない。どこを切ってもベッソン飴をしゃぶり直す追体験ができ、20年経った今でも甘露至極だ。直前に「赤い惑星への航海」を上梓したビッスンが奇しくも似たようなテイストの本書をノベライズした事になる。映画と少し違う場面もあり、それも知っていればさらに楽しい。個々人や出来事の深い背景描写は無く、エンタメに徹している。★★★★☆☆2017/09/13
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3
**コメディーＳＦ**五千年に一度､宇宙の境界線が曖昧になる｡我々の住む宇宙は土､風､火､水の要素で構成されている｡もう一方は"反物質"で構成される宇宙｡核物質より危険なそれは､我々の宇宙に存在するだけで､星すら消し去る対消滅反応を起こす｡相手は我々の宇宙を破壊する事で自らの安息を得るべく行動を開始｡この危機を救うには､あるべき場所に５つの要素を揃えなければならない｡この宇宙を構成する"第五の要素(フィフス・エレメント)"とは？という内容｡ＳＦパロディー大盛の極上のコメディーＳＦにご関心の方にお勧めします2012/03/01
