内容説明
安全・教育・医療・健康あらゆる人間生活の基盤がシステム化された２１世紀の近未来図。セコムの総帥・飯田亮が提唱する「社会システム産業」計画の壮大なビジョンとは―。
目次
第１章 企業家の発想力の原点とは―それはあらゆる価値や常識を疑うことから始まる
第２章 新時代のサービスのあるべき姿は―サービスそのものを売るのではなく、システムを売れ！
第３章 勝つためのビジネス・デザイン術―一匹目のどじょうになるためのノウハウ集
第４章 カルチャーのない企業は生き残れない―清く、明るく、セクシーに世の中に恋をせよ
第５章 社員という財産の伸ばし方、活かし方―ビジネスマンの“太っ腹”は経験がつくる
第６章 兄・飯田博、弟を語る―弟・亮はこうして飛び立った
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アヴィ
1
戦後ベンチャーの雄であるセコムの創業者飯田亮氏の語録集。といっても飯田氏のワンセンテンスに解説がなされる形になっている。最晩年まで最高顧問として経営に関わっていたが、本書が出た90年代は代表権を持つ会長として舵を切っていた時期なので、語る内容も色濃く未来への展望に溢れている。文系経営者としての開発部門への想いなど含蓄のある言葉が並ぶ。令和の現代においても東証上場企業では有数の高収益を誇るセコムの秘密がうかがい知れる。2025/03/12
