内容説明
この書は、キリスト教放送局日本FEBCの番組、「神父さまこんなこと聞いてもいいですか?」がもとになっています。著者がパーソナリティと対話しながら、リスナーからのキリスト教に関する真剣な問いや心の悩みなどに、温かく寄り添いながら答えを探しています。あなたのかかえている疑問への答えも見つかるかもしれません。
目次
キリスト教の姿勢に関する質問(なぜキリスト教だけ?;神に依存したくない ほか)
心の悩みに関する質問(神さまは不公平?;病気は何かの罰? ほか)
個人の信仰に関する質問(占いってどうなの?;お焼香はどうしたら? ほか)
キリスト教の教えに関する質問(聖書は非科学的?;皆殺しの神? ほか)
著者等紹介
百瀬文晃[モモセフミアキ]
1940年東京で生まれる。1961年イエズス会入会。1970年フランクフルトで司祭叙階。1977年フランクフルト・聖ゲオルグ神学大学で神学博士号を取得。帰国後は、上智大学神学部で教える。2001年アテネオ・デ・マニラ大学ロヨラ神学校(フィリピン)で客員教授。2007年より広島教区で司牧に従事し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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peace land
3
いろいろな人が真剣に質問を寄せていて、それに誠実に対応されている神父様と吉崎さんの会話が温かかったです。質問で晴れたということではなく、みんな悩みながら信仰しているのだと思います。そこに心のぬくもりがあればそれで救われている気がします。2020/12/05
みさと
2
キリスト教放送局日本FEBCの番組「神父さまこんなこと聞いてもいいですか?」に寄せられた、リスナーからの質問や悩みにカトリックの神父がパーソナリティーと対話しながら答えるというもの。神の愛とは、信仰とは、救いとは、キリストの十字架とは、というキリスト教の根幹に係わるテーマから、仏式のお葬儀で手を合わせたりお焼香したりしていいのか、お墓はどうしたらいいのかなど、日本社会で生きるクリスチャンの悩みに向き合う。真剣に生きてきた人の真剣な答えに、今までモヤモヤしていたことが少し晴れてきて、読んでとてもよかった。2020/11/06