内容説明
キリスト教二千年の歴史における反省と謝罪―。退潮ムードに覆われている教会が今日直面している課題は何か。「価値あるものはただ愛だけ」とのことばの重みがわたしたちに問いかけるもの。
目次
第1章 転機(ターニングポイント)について―関ヶ原の古戦場に思う
第2章 アジアの宣教と幼き聖テレジア―世界青年大会(W・Y・D)とベトナム訪問
第3章 新世紀の初光の下で―二〇〇一年一月の記録とその問題点
第4章 新世紀の入口における教会と日本―二人の映画監督からのヒント(1)
第5章 新世紀の入口における教会と日本―二人の映画監督からのヒント(2)
第6章 傷ついた癒やし手(“Wounded Healer”)―トマスの回心、H・ナウウェンの転進、ミッション・バラバの証言
第7章 どん底こそ希望の起点―新世紀の日本と教会の現実
著者等紹介
粕谷甲一[カスヤコウイチ]
1923年インド、コルカタ市に生まれる。1944年受洗。1950年東京カトリック神学院入学。1951年オーストリアインスブルックに留学。1957年スイスバールにて叙階。1959年帰国。浅草教会、アリの町教会で司牧。1961年真生会館館長、カトリック学生連盟指導司祭。1967~1982年青年海外協力隊勤務。1995年~NPO法人「芝の会」理事長。2011年2月9日帰天(87歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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