著者等紹介
たしろちさと[タシロチサト] [Milward,Peter]
東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、4年間の会社勤めを経て、絵本の制作を始める。『ぼくはカメレオン』で、世界7か国語同時デビュー。『ひっこしだいさくせん』で2011年日本絵本賞を受賞
ミルワード,ピーター[ミルワード,ピーター]
1925年ロンドンに生まれる。1943年ウィンブルドン・カレッジを卒業、イエズス会に入会。1954年オックスフォード大学卒業後、来日。1960年東京で司祭となる。1962年から上智大学で長年にわたって教鞭を執る。文学部教授を経て、現在、同名誉教授、ルネッサンス研究所所長。シェイクスピア学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫 綺
84
ちょいと季節外れだが、おすすめコーナーにあったので。ミャーがかわいい。柔らかいタッチがやさしいお話にピッタリ。2015/02/21
Kawai Hideki
74
表紙のしょぼくれた黒ネコが、クリスマスの夜におなかをすかせ、世間の冷たい仕打ちをうけながらも、暖かい安住の地を見つけるお話。あまりひねりのないストーリーなのだが、黒ネコのミジメさが心を打つ。日英併記(日本語原作を英語に翻訳)なので、英作文の勉強にもなる。「あったかそうだなあ、ぼくも だんろの ひに あたりたい・・・」→「If only to feel warm, I dream of a nice warm fireplace...」とか、書けないなあ。2015/11/28
はる
61
ひとりぼっちの猫ミャー。やせっぽちでおなかをすかせた、みすぼらしい猫。明日はクリスマス。でもミャーにはごちそうも家族もありません。挿絵のミャーの姿が本当にみすぼらしくて…。寒い夜、どこに行っても追い払われてしまうミャーですが、大きな猫に追われて必死に逃げ込んだ先は…!クリスマスには奇跡が起こるのです。絵が魅力的でした。ラストの寝ているミャーの表情がとてもいい。その後の様子も。2023/01/29
anne@灯れ松明の火
29
新刊棚で。全部読んだ後のあとがきがまた良かった! 「たとえ今がみじめでつらくても、希望が見つかる時がきっと来る。……クリスマスという日は、みんなが幸せになる日。街の片隅の小さなものにも心を留める日であってほしい」そして、その後の見返しの素晴らしさにも目を瞠った。クリスマスプレゼントにピッタリ! 「クリスマスに絵本を贈ろう、絵本を読もう」参加中♪2014/12/14
花林糖
21
日英併記の絵本。表紙のミャーに一目惚れ。最後の温かい絵と裏見返しの絵がお気に入り。たしろさんのあとがきも素敵です。2015/12/22