内容説明
愛に渇くサマリアの女、イエスに食い下がる強き母、姦通罪で引き出された女、偏見と差別を受けながら病む女、十字架の下に立つ聖母マリア…イエスと女性たちとの出会いは実に多様で、興味深いものが多い。イエスは一人ひとりの人格を大切にして、彼女が負っている囚われから解放されるように導いておられる。
目次
神の母・聖マリア―決断した者の強さ
シモン(ペトロ)の姑―いやされて、仕える者へ
出血症の女―汚れからの解放
サマリアの女―渇きからの解放
姦通罪を犯した女―罪からの解放
罪の女と仕える女たち―輝く女性の美
ご訪問のマリア―救いのビジョンを生きる
マルタの姉妹、マリア―イエスに聴く
マルタ―思い煩いを引き受ける
カナンの女―偏見を打ち破る信仰の力
貧しいやもめ―美談か悲劇か?
女預言者アンナ―老人の深い祈りと知恵
ベタニアのマリア―イエスに香油を注ぐ弟子
死刑囚の母・聖マリア―十字架の下に立つ聖母
マグダラのマリア―イエスの復活の証人
著者等紹介
英隆一朗[ハナフサリュウイチロウ]
カトリック・イエズス会の司祭。1960年、神戸生まれ。1993年、司祭叙階。現在、黙想の家で黙想指導に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シナモン
5
マリアとマルタ。マルタの態度が成熟した信仰者の態度であるという説は新鮮でした。他も良かったです!2013/05/27
つたじゅん
2
講座の課題図書。一章ずつゆっくり読んでいくので、気がつかなかった一文も見えてくる。2015/09/19
lily
2
・サマリアの女が水を求めるシーン…結果的にイエスが乾くことのない水を与えることとなる ・姦淫を犯した女…他者を責めることで、自分の中の嫌悪感をごまかす。自分の中の不安や恐れを隠している。その内面に問いかけるイエスの発言。 2013/10/29
piece land
1
女性たちが一人ひとりていねいに描かれてあった2013/04/02