内容説明
人生には、山あり、谷あり、せせらぎの歌を奏でる時もあれば、泡立ち、押し寄せ、砕け散る波のような時も…。振り向けば、神からの、人からの、恵みでいっぱい。著者は、長い人生のなかで遭遇したさまざまなできごとをつづって、飽きさせない。夫・遠藤周作の宿題にとり組み続けてきた著者が、今、「自分史」を語る。
目次
年々花は変わらず、歳々人は同じからず
クロの話
文化の伝承は親の責任
国語が危ない
海から聞こえた声
愛語は愛心より出づる
「おうち」と「おそと」
お菓子の守護神
子どものころのお正月
ゼロ歳などという人間はいない〔ほか〕
著者等紹介
遠藤順子[エンドウジュンコ]
1927年、実業家・岡田幸三郎の長女として東京に生まれる。慶應義塾大学仏文科卒業。在学中に遠藤周作と出会い、1955年、結婚。翌年、長男・龍之介を出産、カトリックに入信。以後、夫の作家活動と闘病生活を支える。1996年9月29日、遠藤周作逝去。後、「死は終わりではない」「心あたたかな医療」「日本人の心に届くキリスト」の三つの課題を「夫の宿題」として、その遺志を受け継ぎ、種々の活動に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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