著者等紹介
マザー・テレサ[マザーテレサ]
1910.8、現在のマケドニア(旧ユーゴスラビアの首都スコピエ)の裕福なアルバニア人の家庭に生まれる。本名はアグネス・ゴンジャ・ボヤジュ。1928.9、アイルランドに渡って、ロレット修道会に入会。12、修練女としてインドへ。1931、初誓願。1931~48、コルカタのセント・メリー・ハイスクールで教え、37年から学校長。1948、コルカタのスラム街に移り住み、貧いい人々や孤児、ハンセン病患者らの救援活動を始める。1950、コルカタに「神の愛の宣教者会」を設立。メンバーは12人。以後、活動はインド各地から世界55か国に広まる。インドの国籍を取得、このころからマザー・テレサと呼ばれる。1952、コルカタ市内に『死を待つ人の家』を開設。以後世界各地でも開設。1966、ブラザー・アンドリューを初代総長として「神の愛の宣教者会(男子修道会)」を設立。1975、シュバイツアー賞受賞。1979、ノーベル平和賞受賞。1997.3、「神の愛の宣教者会」代表を引退。9.5、コルカタの「神の愛の宣教者会」本部で心臓発作のために死去。享年87歳
山本文子[ヤマモトフミコ]
聖パウロ女子修道会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
63
今の自分の心に響く言葉が多くありました。貧しい人、弱い人に尽くしたマザーだからこその言葉の重みというものを感じるんですよね。人を愛すること。イエス様への信仰。その想いが強く伝わるからこそ、マザー・テレサに惹かれるのだと思います。2018/07/08
かおりんご
26
今の私に必要な言葉『私は神の御手の中にある鉛筆』。こんな気持ちで日々を生きていければと思う。2018/04/07
もちもち
3
人を愛するということ。イエス・キリストという、肯定者の存在。そこで苦しみに身をたゆたえる誰かがいるのなら、すべてをかけて愛せば良いのです。明日は誰にもわからないけれど、神様が導いてくれる。マザー・テレサは導きの手をしっかりと握り返し、神様が望んだ道を裸足で踏みしめていったのだと思いました。人を愛するということを、こんなにも深くこんなにも強くまっすぐに行うことは、どんなに難しいことなのか。それでも、求めてくださる神様がいる。素晴らしい思想だと感じました。2012/04/29
ねこ
2
インドの貧しい民衆を宗教的精神で行動し続けたマザー・テレサには多く学ぶことが多いと思います。また彼女の言葉がたくさん詰まっている本に触れ、人を助けていく大変さを学ぶことができました。「誰か」という抽象的な人ではなく、「目の前のあなた」という具体的な人に対して手を差し伸べたマザー・テレサはすごいと思います。実際に自分が出来るか分かりません。一人の100歩よりも100人の1歩を重要視したマザー・テレサの言葉には、今無縁社会に生きる私たちに大きなメッセージを寄せているように思われました。2012/04/10
いちりん
1
笑顔の効能について書かれてある言葉がいくつかある 貧しい人達に何かを手渡す時、その人達の元を訪れる時、必ず笑顔でいる事、朗らかでいる事 ただ物資を運ぶのではなく、笑顔は周りの人を幸せにする そういう意味の言葉になぜか救われる思いがした 笑顔を見せる事で周りから妬まれる事もあったけど、やっぱり笑っていようと思う2021/09/20