内容説明
日本を代表する哲学者の80余年に及ぶ生涯の空に明滅する出会いの星。人との出会い、本との出会い。
目次
1 人との出会い(出会いとは―ガブリエル・マルセル;モロッコへの旅;ある無神論者との出会い;北国での出会い;南国での出会い ほか)
2 本との出会い(読書とは―何千年の昔、何万キロのかなたへ;文化的戦慄;心の歩みとともに;日本人の作家思いつくまま;よく生きるために)
著者等紹介
今道友信[イマミチトモノブ]
1922年東京に生まれる。東京大学文学部哲学科卒業。パリ大学・ヴュルツブルク大学講師、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授。現在は英知大学教授・哲学美学比較研究国際センター所長・国際形而上学会会長・国際美学会終身委員・エコエティカ国際学会会長。1996年より1999年まで哲学国際研究所(IIP、パリ)所長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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どらがあんこ
9
アリストテレスの好奇心の件が印象に残っている。著者のように賛美と涙によって学問や芸術を創造することで虚栄心には転がらない生き方も出来るのかなと。大学で受けた哲学の授業を思い出しますね。丁寧な文体。2019/01/21
decomo
3
来年の中学校教科書に掲載 哲学の先生だけど宗教家でもあるようです 言葉が深くて静か エッセイも心の奥の方に染み込む感じです 人との出会いがサラサラと書かれてはいるけれど じーんときますね まさに本とのであいだなぁ2024/12/24
愛希穂
0
国際的な哲学者と言われている今道氏の若き日の人との出会いと思い出がまず始めに書かれています。そこに書かれている風景を自然と想像し、どこかあたたかい気持ちにさせてくれます。 また、今道氏がお薦めの本の紹介もされています。古典が多いのですが、読んでみたくなりした。 読み始めたら、止まらないというのか、止まらずに読み進めたい本でした。2012/03/12
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