内容説明
「初雪」「病気になったら」「贈りもの」「クリスマスの夜は」…などこの星に生きるあなたへ、32の福音詩。
目次
復活(だいじょうぶだよ;わたしのなかのくじら ほか)
覚醒(聖なる星;銀の木 ほか)
救済(君の村は戦場だった;よかった ほか)
帰還(初雪;聞こえる ほか)
著者等紹介
晴佐久昌英[ハレサクマサヒデ]
1957年東京生まれ。東京教区司祭。
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感想・レビュー
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優希
73
再読です。晴佐久神父の福音詩集。春夏秋冬の季節の調べにに乗せて流れるあたたかい言葉が優しく沁み渡ります。疲れた心が癒され、涙が出そうになりました。『苦しいときは』が胸に刺さります。今の自分に寄り添う詩が必ず見つかる1冊と言えますね。2018/05/23
優希
64
春夏秋冬の季節にのせて謳われる福音に慰められます。あたたかい詩の数々に気持ちが穏やかになっていくのを感じました。心の底から語られる言葉からの癒し。疲れた心に効く処方箋のような詩集です。2016/05/08
ヒロミ
49
晴佐久神父の福音詩集。正直言って素晴らしすぎてビックリした。どの詩も言葉の選び方がビシっと決まっていてその詩心に驚き。「病気になったら」と「君の村は戦場だった」には胸が締め付けられて涙した。「君の村は戦場だった 君は強情な十二歳で 一人前の戦士だといいはりながら ひとりになると天使のように泣いた」他の詩も涙腺にくる。あたたかなものに触れたい人にオススメ。2018/05/15
かおりんご
23
詩。晴佐久神父様の書かれる詩、好きです。病のときに効果を発揮しそうですが、心が弱っているときに読むと、『こんな私でも生きていていいんだ』と思えて、落ち着いた気持ちになります。2017/06/19
Midori Nozawa
9
急に暑くなって、寝苦しくて目が覚めました。この本を開くと泉に水が湧くように言葉が私の中にしみ込んできました。 しみじみ教 略 しみじみ教徒はばかにされても しみじみしている 損してもだまされても しみじみしている ひどく裏切られても「人生だなあ」と しみじみ みんなに見捨てられた人と「人生だねえ」と しみじみ しみじみ教徒が増えると つまらぬ争いが減り しみじみ教がはやれば 世界はのんびり平和になるかも 略 詩を読むのが苦手な私ですが、晴佐久神父の詩はリズミカルであったかくて、心にスーッと入って来る。2019/07/20