長崎の鐘はほほえむ―残された兄妹の記録 (改訂版)

長崎の鐘はほほえむ―残された兄妹の記録 (改訂版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784789604413
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

目次

序章 やさしきみ母よ
第1章 父母と子と運命と
第2章 原子野の鐘
第3章 ほろびぬものを
第4章 白ばらの花より香りたつごとく
第5章 風浪に流されず
終章 新しき門出のまえに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

111
母を原爆の一瞬で亡くし、被爆した父をその後6年足らずで亡くした兄妹。病床で父が書き記した『長崎の鐘』に呼応する本を兄が書いた。大きく膨張していく父の腹を、そっと洗ってやるときの息子の心情。妹と悲しみを分け合う日々。学校の身上書の父母欄の白。慈しんでくれた父母の愛を、自分を愛し人に感謝することで繋いだ兄妹の人生。兄が発する妹の名「カヤノ」の響きが胸を締めつける。原爆によって負けたとは思えない。人の柔らかさ暖かさは奪われなかったから。ただ、この悲劇が起きたことへのやりきれない怒りは、消すことができなかった。2018/08/12

おちゃめmama

1
父、永井隆著『この子を残して』を読み感銘を受け、残されたお子様が書かれた子供側の目線の本も読みたくなった。想像を絶する境遇を生きてきた人の強さと、周りの人の暖かさが心にしみた。現実にあった事だと思うと一言一言の重みがずしんとくる。2012/07/11

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