感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Francis
8
読むのはこれで三回目。ようやくこの本を本当の意味で「読んだ」と言える。イエズス会員のデ・メロ神父が行った黙想会、セミナーでの講演をまとめたもの。2年前からある出来事をきっかけに毎朝ロザリオの祈りに取り組み、黙想会にも出るようになった。そう言う実践を経ないとこの本を本当の意味で読むことは出来ない。この本は「祈り」を実践するための本だからである。ロザリオの祈り以外の祈りについても語られているが、それらの祈りの意味についても以前よりも良く理解できるようになった。また機会があれば読みたい。2024/12/22
Francis
8
再読。インド生まれのイエズス会司祭による実践的な祈りの指導書。昔のカトリック教会が好きな人にはあまり評判がよくない?らしいのだが、祈ることのすばらしさがよくわかる本。私もカトリック信徒だが、祈ることを忘れてしまっていた。せめて新しい祈りで「ロザリオの祈り」をまたやってみたい。2018/02/07
paluko
1
「明日の祈りのとき、主が身近にいてくださることを感じながら、物乞いのように座っていなさい。主が満たしてくださるまで、器をガタガタ鳴らし続けなさい。主からの返事が「いいえ」とか「あとで」であれば、今、くださいと断りなさい。心配はない、主はこのような愛情のこもった反抗をほほえみをもって受け取ってくださるから」(p.41) 機械的な反復の祈りは一般に考えられているより大切、かつ意味がある。聖霊を受けること、神のゆるしを受けることは一般に考えられているより簡単。というか、一切の働きなくして一方的に与えられるもの。2012/02/01
按摩沙弥
0
祈りマニュアル、祈り指南書と評せば、反感を思われがちだが、 神との交流を忘却し交流を断たれた迷える現代人には、神学よりも、実践的霊的に聖書を通じた神に出逢える本。 真宗門徒としては、主のみ名の祈りにより、一層名号のかたじけなさを味わうことができた。 2016/07/05