内容説明
現代史の新たな“革命”。低開発社会主義国であった中国は、1978年末、国内経済改革・対外開放政策の採用を決め、市場経済への道を歩みはじめた。以後、今日までの試行錯誤に満ちた実践過程に焦点をあて、その実態分析と理論的整理を試みた。
目次
第1章 中国における市場経済移行の理論と方途
第2章 工業近代化と技術導入
第3章 経済発展と外資系企業の歩み
第4章 国有企業改革と株式制の導入
第5章 エネルギー需給と環境問題
第6章 対外開放政策下の貿易構造変化
第7章 市場経済化とWTO加盟
第8章 東アジアのモノづくり構造と日中産業協力
第9章 中国繊維産業の発展と日本企業―「ユニクロの事業展開を分析する」
第10章 日本の対中国政府開発援助の役割と成果
第11章 北東アジアにおける多国間協力の進展
著者等紹介
横田高明[ヨコタタカアキ]
1944年埼玉県生まれ。中央大学経済学部卒業、関東学院大学大学院経済学研究科修士課程修了。財団法人日中経済協会調査研究課長、中部大学国際関係学部教授などを経て、1998年から大阪産業大学経済学部教授
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