内容説明
ルター、バッハ、ゲーテを生み出した国はまたヒトラー、ホローコーストを生み出した国でもあった。いくつかの顔をもつドイツの歴史を、中世から現代まで、バランスのとれた歴史観で叙述する。
目次
第１章 ドイツとドイツ人
第２章 中世のドイツ
第３章 信条主義の時代―一五〇〇～一六四八年
第４章 絶対主義の時代―一六四八～一八一五年
第５章 工業化の時代―一八一五～一九一八年
第６章 民主制と独裁制―一九一八～一九四五年
第７章 二つのドイツ―一九四五～一九九〇年
第８章 ドイツ史の特殊性と問題点
著者等紹介
フルブロック，メアリー［フルブロック，メアリー］［Ｆｕｌｂｒｏｏｃｋ，Ｍａｒｙ］
ロンドン・ユニバーシティカレッジ教授。専攻はドイツ史。ドイツ史学会の機関誌で編集員を務める
高田有現［タカダユウゲン］
翻訳家
高野淳［タカノジュン］
１９６１年生まれ。横浜国立大学工学部卒業。環境問題関連の論文・資料の翻訳などを手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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にゃんにゃんこ
7
第一次大戦後から第二次大戦までの複雑な歴史が分かりやすく勉強になった。2022/02/26
tieckP（ティークP）
3
原題にCONCISEとあるとおり簡潔なものだが、何を削ったかと言えばユーモアであるから、結局読み詰まる本ではある。愉しさはあまりないが、ドイツ史やドイツ自体が、反省を好むひとに愛されている面があり、海外旅行で観光地より悲惨な記憶（いわゆるMahnmal）巡りをしたいひとには合いそうな本。原著は新版が出ていて本書の元は90年とやや古いとか、英語で書かれたものをドイツに詳しくない方が訳したのだろう不自然さやぎこちなさがあったり、誤植や段落の字下げミスが10近くあるなど欠点はあるが、通読できるサイズは魅力。2017/05/17
うさこ
1
図書館本。歴史は苦手なので読み終わりに時間がかかった(笑)ヒトラーの話が読みたかったために借りたので、興味のない時代は思うように頭に入らず…(;^_^A2015/03/20
羽生沢
0
ドイツ人歴史家による中世から現代までの解説。東ドイツの歴史についても固定観念にとらわれず多角的に描き出している。2014/08/17
Kochi Matsumoto
0
内容が難しいように思えたが…だいたいのドイツの歴史がよくわかった。正直、読破するのは大変だった。2013/05/14
