感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shunsuke Sasaki
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大学時代に習ってた経済学部の先生の本。ドイツの19世紀後半から20世紀初頭のドイツにおける自動車工業の成立と発展が、同時期のフランス、イギリス、アメリカとの比較を交えながら論じられています。興味深かったのは、ドイツは後発資本主義国で、自動車工業の発達も、フランスやイギリスに比べて遅れていたにも関わらず、世界を代表する自動車メーカーが次々と誕生し、ダイムラーやマイバッハのような、後に自動車の父と言われるような優れた技術者を輩出できたとこ。後に工業国として大きく発展するドイツを考察できる本だと思います。2016/07/14