内容説明
本書は、宅地建物取引主任者資格試験対策として必要と考えられる事項を網羅的に、かつ一般的な体系に従い、項目別に解説をしたものである。本書は、まず内容面においては試験範囲の全分野について解説しつつ、とくに全出題中８４％を占める主要３分野の各項目をわかりやすく解説することに重点をおいた。しかも、単に結論だけ記述することを避け、それぞれの制度や条文がなぜそうなっているのか、について説明をするように心掛けた。それにより、最近の試験傾向に即した、真に理解し合格するための実力をつけることができると考えたからである。次に、形式面においては各章の初めに「ここで学ぶこと」と題して、学習内容の指針を示したこと、各章の終わりに「トレーニングコーナー」として復習を兼ね自分の実力を試す場を設けたことのほか、最大の特色は、解説を読みながら六法の関係箇所を開き、該当条文を探すという煩わしさから読者を解放したことである。受験勉強には条文の参照が不可欠といわれているが、その参照ははなはだ面倒であり、また時間のロスも大きい。本書は、このロスを解消するため解説文に関係する重要な参照条文を必要部分に載せることとした。
