内容説明
毒グモに咬まれて体が麻痺する。ハブムカデに咬まれると手がクリームパンになる。虫を愛しすぎた男のセルフ人体実験の記録。
目次
第1章 刺されて咬まれて魅了された愛しい虫たち(クモ編;ハチ編;ムカデ編;サソリ編;バッタ編;アリ編;カメムシ編;甲虫編)
第2章 虫の魅力を胃で知る(実食編)
第3章 憧れとスリルの虫の世界
著者等紹介
平坂寛[ヒラサカヒロシ]
1985年生まれ。長崎県出身。生きもの専門のライターとして、世界各地で珍しい生きものを捕獲し、観察記録や実際に触れたり食べたりした体験記を執筆している。(公財)黒潮生物研究所客員研究員として深海魚の研究も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
42
虫好きっていうとすごくマイナーに思われますけど、実はその中でも共通項ってさらに減っていくんですよ。私なら社会性昆虫(ハチ・アリ)、生態観察&飼育、巣の標本蒐集がそこに当てはまります。痛みとお味体験はそこまで重要視していないので同じ虫愛でも(変な人だなあ)と思うわけです、ぷぷぷ。…やっぱりヒアリは痛そうだなあ…。2023/12/09
tomtom
16
よくもこれだけ毒のある虫に好んで刺されたものだ。大騒ぎになった虫たちも今や普通に住宅街に住みついていることに恐怖を感じた。2023/11/23
アカツキ
11
昆虫を痛覚と味覚の面から語った本。「喰ったらヤバいいきもの」の著者みたいに体張った面白い人がいるなと思っていたら当人だった。元気に変態的に生きていてくれて嬉しい限り。著者の体験がわかりやすくド直球に面白おかしく書かれているが、いざ自分がそうなったら痛みと死の恐怖に悶えそうなものも。何だったらミツバチに刺されただけで泣き叫ぶ自信ある。平坂版昆虫、生き物図鑑が本当に出版してほしいわ。2023/10/22
Jam
6
愛とひと言で言えど、愛にも様々な愛がありますよね…(アレレ、自分で何言ってるかちょっとわからなくなってる)題名の通りです。虫に刺され咬まれ、挟まれ、そして食べる。自分の身をもって試し、納得し、更に愛が深まるのですね。外来種の件は今の野生生物に関する事件事故の話題にも通じる事だなと。やっぱり生きてる人間が怖いです。2023/10/27
マウリス
4
いつもYouTubeで興味深い動画を拝見している平坂寛氏。出版しているのは知っていたが、しっかり読んだのは初めて。自分も幼少期より虫好きなため、読んでいてとても楽しかった。大体は動画を見たことあったが、書籍では動画では語られなかった内容もあって勉強になった。やっぱりリュウジンオオムカデはロマン、そして神秘。今や捕獲が禁じられてしまったため現地に行かないと見られないが、動画と書籍にしてくれた平坂氏には感謝しかない。あとは最強クワガタ選手権、最高ですね。これも動画と合わせて読むとより理解が深まった。2024/08/18