いまさら聞けない！「経済」のギモン、ぶっちゃけてもいいですか？

〓橋 洋一【著】

実務教育出版（2017/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 237p／高さ 19cm
• 商品コード 9784788912946
• NDC分類 330
• Cコード C0033

出版社内容情報

「プレミアムフライデーで景気はよくなるの？」「日本は借金大国なの？」などの素朴なギモンから、経済についてわかりやすく学べる！

内容説明

ニュースで気になっても恥ずかしくて人に聞けない…、ネットで検索しても正しい情報かどうか判別できない…、そんな「経済のギモン」に経済数量学者の高橋洋一がズバッと答える！

目次

第１章　経済の基本についてのギモン（経子のギモン―プレミアムフライデーって効果あるの？；経子のギモン―マクロ経済学から何がわかるの？　ほか）
第２章　金融政策のギモン（経子のギモン―「お金」は誰のもの？；経子のギモン―銀行振り込みは実際に現金をやりとりしてるの？　ほか）
第３章　財政のギモン（金田のギモン―年金って、やっぱり将来的に危ないの？；大将のギモン―国の予算って、どうやって決まるの？　ほか）
第４章　国際経済のギモン（金田のギモン―リカードの比較優位って何？；経子のギモン―世界的に分業したほうが全体の生産量は上がるの？　ほか）

著者等紹介

〓橋洋一［タカハシヨウイチ］
経済数量学者。１９５５年、東京都生まれ。都立小石川高等学校（現・都立小石川中等教育学校）を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士（政策研究）。１９８０年に大蔵省（現・財務省）入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官（経済財政諮問会議特命室）、内閣参事官（首相官邸）等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍。現在、株式会社政策工房代表取締役会長、嘉悦大学教授。２００８年、『さらば財務省』（講談社）で第１７回山本七平賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[かわうそ]

ミクロとマクロの視点の両方を持つことの重要性を思い知らされる。プレミアムフライデーもミクロの視点では有効に思えるが、マクロ的視点で考えれば、タイミングがズレだけで景気回復の起爆剤にならないことが分かる。重要なのは必ずしもマクロの視点が正解なのではなくて、かといってミクロの視点が正解な訳でもない。そういう意味で、ミクロの視点とマクロの視点の両方を駆使して世の中を推し量ることが大切なのではないかと思う

2022/05/28

[ミナ]

数学どころか算数が怪しい奴には経済なんてレベル高い……。と思っていた。実際、計算の話になると「……ふーん。」となる。しかし、マスコミに踊らされてはダメ！というポイントはわかった。報道されない、語られていないところの方がやはり怖いのね。経済わかるようになって経子ちゃんのように幸せ掴みたいわー。

2018/12/25

[セヱマ]

著者の本で一番読みやすいかも。非常にライト、ライトながらも、この一冊読めばリフレ派の主張は分かる。会ったことないけど著者の雰囲気も分かる気がする。 5W1Hで説明すると理解しやすいという話はためになった。

2021/03/14

[ﾄﾞﾗｺﾞﾝ]

上から目線で最初はイラッとしたけど慣れました。最後まで読めたのは、単なる経済の解説書ではなく、著者の考えがストレートな言い切りの形になっていたのが良かったからでしょう。年金問題も心配なしという文章は、初めて読みました。論拠はいまいち不鮮明でしたが、信じたいと思います。

2020/12/30

[乱読家 護る会支持！]

なかなかわかりずらい経済学。僕も苦手やったんですが、この本はものすごくわかりやすい。。。 プレミアムフライデーは、お金を使うタイミングがずれるだけで、景気回復は期待出来ない。経済指標の基本は、GDPと失業率。 失業率と物価は逆の関係。金融緩和で物価が上がると、失業率が下がる。銀行振込は、銀行間のお金のやり取りではなく、日本銀行内の各銀行口座間のやり取り。 過去に増税して悪影響がなかったのはバブル期だけ。海外観光客の増加は円安になったから。 為替レートは、通貨量ができまる。円の総量÷ドルの総量=為替レート。

2018/06/06