出版社内容情報
前著「使いこなしてみたい和の言葉」に続く第2弾。自然や日常の出来事、喜怒哀楽などの感情を修飾する大和言葉をやさしく解説。
内容説明
品よく、さり気なく、思いを伝える、大和言葉の形容詞を集めました。多彩で緻密な表現力。色や香り、様子や雰囲気までも伝える素晴らしき日本語の世界へようこそ。
目次
第1章 心を表す言葉
第2章 色や香りを表す言葉
第3章 自然を表す言葉
第4章 様子を表す言葉
第5章 状況や社会性を表す言葉
第6章 性格を表す言葉
第7章 姿を表す言葉
第8章 態度を表す言葉
第9章 行為や雰囲気を表す言葉
著者等紹介
本郷陽二[ホンゴウヨウジ]
東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。光文社カッパブックス編集部でベストセラーとなった『冠婚葬祭入門』(塩月弥栄子著)のシリーズなどを担当。その後、話し方や歴史関係の著作やプロデュースで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はなうさぎ
21
大和言葉の形容詞って難しい言葉だと思っていたのですが、よく使っている言葉にも『大和言葉』があるんですねぇ。特別意識したことはないけれど(^^) 綺麗な言葉も多くて、やっぱり日本語の響きっていいなぁって思いました。『和の言葉』と同様、その言葉の成り立ちや使う場面が説明されていて読んでいて楽しかったです。折に触れて使って行きたい言葉です。2017/02/13
ぷれば
14
理論的で硬質なイメージのある外国語表現。それに対して、白黒つけない曖昧さや、雰囲気・空気感を漂わせる感性の豊かさが特徴的な日本語。本書では、そうした叙情性を表現する代表として、形容詞に焦点をあてて解説。心を表す、色や香りを表す、自然を表す、様子を表す、状況や社会性を表す、性格を表す、姿を表す、態度を表す、行為や雰囲気を表すの9章。こうしてみると決して曖昧なのではなく、より的確に緻密な表現をしていることにも気づかされる。大和言葉は奥深い。2016/03/26
ハル
10
巷で新しい日本語を耳にすれば、言葉は生き物だなあと実感する。生まれたての言葉は若葉のように鮮烈で勢いがあるけれど深みが足りない。翻って、年輪を重ねた言葉には人々に使い込まれただけの貫禄が漂う。それが使う人間の個性を受け止める懐の深さに思えて、私は好きだ。多くの言葉を知り、正しく使えることは、伝える技術を磨くこと。心に浮かぶ景色を自分の外側に描き出すとき、より忠実に象り、色付けができる。私ならその材料に大和言葉は欠かせない。聞き慣れない言葉さえ肌に馴染むのは日本人の血の然らしめるところ。 2018/04/06
ラビー
3
使いこなすレベルは無理だけど、知ってる言葉がたくさん出てきました。会話には使えなくても、文章にした時に使えるようにしたいなぁと思いました。 2016/02/19
ブルーローズ
1
16年4月5日読了。2016/06/11