出版社内容情報
ウィルスはもうやみくもに怖がらなくてもいい!ウィルスの正体と魅力を基礎知識から最新の知見まで詳しく紹介!
内容説明
本書は、ウイルスを病気を起こすという悪玉的側面だけでなく、ウイルス感染症が引き起こす社会現象、社会変化が引き起こすウイルス感染症、感染することによって宿主に益をもたらす善玉ウイルス、調教ウイルスによる病気の治療など、一般の方々があまり知らないウイルスの興味深い側面をわかりやすく紹介しています。
目次
1 人類がウイルスを発見するまで
2 ウイルスの正体に迫る
3 ウイルスが病気を起こすしくみ
4 ウイルスと生体の激しい攻防
5 感染症を起こすウイルスたちの素顔
6 動物・植物・細菌に感染するウイルス
7 ウイルスとともに生きる私たち
著者等紹介
川口寧[カワグチヤスシ]
1967年、東京生まれ。東京大学医科学研究所感染症国際研究センター長。同研究所感染・免疫部門長、同研究所アジア感染症研究拠点長。東京大学大学院博士課程修了、博士(獣医学)取得。専門分野はウイルス学。「ウイルスがどのように増殖し、病気を引き起こすか?」といったウイルス学の根幹をなす命題に迫る戦略的基礎研究を推進する。また、ウイルスの制圧に直結する新しいワクチンや抗ウイルス剤の開発につなげる橋渡し研究も行う。2016年テルモ財団賞受賞、2018年小島三郎記念文化賞受賞、2021年野口英世記念医学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらーく
2
入門編ですか。どの程度の方を想定しているのかなあ。まあ、実教出版だから、資格試験や教員試験を受けるレベルの方々ですかね。 入門編と言う事で、かなり図やイラストが使われていて、説明も平易で分かりやすいと思います。ただ、人間の(免疫の)仕組みって複雑だからなあ。まあ、生物の何億年の進化の中で得た仕組みなのだろうから、仕方ないけど。 あと、コアラが進化中と言うのは、初めて知った。これからニュースでコアラが出たら、ちょっと注目して読んでみよう。 感染症時代ってどうかと思うけど、早く収束すると良いね。共存だけど。2022/08/10
さんちゃん
0
顕微鏡でも見ることができないウイルスが、どのようにして人体に影響を与えるかを知ることができた。 学べたこと ・ウイルスが生物に感染する仕組み ・人体の免疫機能 ・ワクチンについて ・ウイルスの善玉要素 など 2025/01/07