出版社内容情報
クリエイティブな人生を送りたい人が、ぜひとも押さえておくべき10原則をアーティストの言葉と共に紹介。全米ベストセラーの翻訳書
内容説明
「新聞を黒塗りして詩を綴る」という斬新な手法で注目を浴びた著者が、クリエイティブな人生を送るための10原則を紹介。創造力のブレーキを外し、情熱のおもむくままに進もう。
目次
1 アーティストのように盗め!
2 自分探しは後回し
3 自分の読みたい本を書こう
4 手を使おう
5 本業以外も大切に
6 いいものつくって、みんなと共有
7 場所にこだわらない
8 他人には親切に―世界は小さな町だ
9 平凡に生きよう―仕事がはかどる唯一の道だ
10 創造力は引き算だ
著者等紹介
クレオン,オースティン[クレオン,オースティン][Kleon,Austin]
作家、アーティスト、講演家。新聞記事の黒塗りで作った詩集『Newspaper Blackout』の作者として知られ、作品は「ウォール・ストリート・ジャーナル」をはじめ、各種媒体で取り上げられている。『Steal Like an Artist』は「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラーリストにランクインした。テキサス州オースティン在住
千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハッシー
92
★★★☆☆ シェアオフィスの本棚で目に留まった本。最初のページを捲ると「芸術とは盗むことだ」というピカソの衝撃的な言葉が書かれており、心を鷲掴みにされる。多くの作家や、起業家、アーティストの言葉を引用しながら、著者が創作活動を通じて学んだ教訓を、人生や仕事をクリエイティブにするための10のアイデアとして纏めている。創作作品には必ずベースがあり、100%オリジナルなものなんてない。オリジナルに敬意を払いながら、組み合わせたり、組み替えたりして、それを超える作品を作っていくのが、良い盗み方とのこと。2019/02/27
harass
59
図書館でみつけて通読。創作についての軽い自己啓発本。すべての創作はファンフィクション*あるフィクションが好きなファンが自由につくるフィクションの意か、や、「何かを“オリジナル"と呼ぶやつは、十中八九、元ネタを知らないだけなんだ」要するに、上手くパクりましょう。など。定職につく効用など。文字数が少なく薄い本だが、余計なことを考えず、手を動かして作品をつくるためにはこれぐらいで充分だろう。やる気を出すための道具としての本。2018/03/29
井月 奎(いづき けい)
41
クリエイティブってなんでしょうね?芸術創作?事業立上げ?そうですね、そうだと思います。そしてそのような「美」「芸術」「雇用」「経済」をクリエイトする人に、この本はちょいといい話をしてくれます。目から鱗な発想もあれば、そうなんだよ、わかっちゃいるんだよ、という耳の痛い話を十項目に分けて丁寧に、ユーモラスに書いてありますので、気に入った項目を一つ選んで数か月行えばきっと、なにかを創り出せているのではないでしょうか。私は思うのです。一番大切で難しい、でもやりがいがあるのは自分自身をクリエイトすることだ、と。 2020/07/23
虎哲
11
2023年初読了。寝る前に何気なく手に取ったが、面白さにぐいぐい引き込まれた。至る所に提言を裏付ける多種多様な名言が載っており、盗んだものをしっかりストックする著者のスタンスがよく出ている。同じように随所に見られる新聞の黒塗りから成る詩もまさに文字の引き算であり、10の秘訣を語るだけでなく実践で示している。著者の芸術実践から見出されたスタンスは探究や国語科授業にも応用が効くものであり、井庭先生のいうところの「創造社会」を生きる万人に必要なものだろう。使えそうなものは使い、近々「自分の読みたい本を書こう」。2023/01/02
Kiro
11
ものすごーく、ためになった。長々と書かれた本よりも、要点だけ書いてあとはご自由に的な本。だから読んでて自身により当てはめやすく、広げやすく、楽しい。2020/08/23