内容説明
「ショッピングが楽しくなること」―それが本当のサービスだ!アメリカのチェーンストア産業が、150年かけて激戦の中から築きあげた楽しいショッピング環境とは?接客強化や特価特売、一斉割引ではない本当のサービスとは何かを明示。
目次
1 流通業のサービスの本質
2 業態改革
3 決め手となる便利さ
4 セルフサービスこそベストサービス
5 サービスの良い売場づくり
6 サービスの良い商品とは
7 ストア・ロイヤルティの意味
8 ギフトの扱い方
9 チェックアウトでのサービス
10 サービス改革の手順
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白きゅま
31
サービス業に就く人々にとって、「本当のサービス」とは何かを考えさせられる作品。サービスと言うと、売価を下げることや何かノベルティグッズをあげること(しかも大抵使用する機会がない物)を思い浮かべる人は多いが、著者はまず、広い駐車場があること、店内が広々とカートを押せるスペースがあること、お客のニーズに合ったサイズが豊富にあることを何度も説いており、「楽しくショッピングが出来ることが本当のサービス」だと明示している。また押し売り的な日本の接客強化に釘をさしており、様々なことを感じさせられる作品だった14-502014/07/08
頚椎は大事
1
会社の推薦図書。飛ばし読みだとあまり頭に入っていないことに気づき、熟読。アメリカの小売業のサービスにおいて優れている部分を紹介。基本時にはセルフサービスで、客が商品を選びやすい、ストレス少なく買い物できることを主眼としており、日本ではユニクロがイメージされる。ヒューマンタッチや接客販売には否定的である。しかし日本の雑誌「商業界」では「ワクワク系」「お客さま感動」というキーワードをよく見かけるし、接客も重要視しているようにみえる。チェーンストアの実務原則シリーズをバイブルにしている企業は多いと思うが、アメリ2014/05/27