内容説明
文化人類学から食にアプローチする。食はあらゆる領域を横断する複合的・総合的なテーマである。食のグローバル化の時代、多様な食環境に生きる人々の文化を、フィールドワークを通し人類的視座から展開する。新たな食文化論への誘い。
目次
第1章 食の人類学と文化論的転回(文化人類学の食研究;文化論的転回と食の人類学の課題)
第2章 食物の生産・流通・消費(食物の生産と消費の社会史―旧大陸と新大陸をつなぐ食;市場から食卓へ―食の生命倫理)
第3章 食をめぐる日常生活(食と身体―記憶・感覚・欲求の食文化;飲食と社会;暮らしの中の食とアイデンティティ)
第4章 変化する生活環境を生きる(食環境の変化と共生;食の景観―グローバル社会のフードスケープ)
著者等紹介
河合利光[カワイトシミツ]
東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得後、園田学園女子大学講師、助教授、教授を経て、同大学名誉教授。博士(社会人類学)。日本を含む太平洋地域各地の諸社会を調査研究。主な関心:食文化、家族と親族、産育文化など、心身と生命(ライフ)をめぐる社会文化の文化人類学的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
1
食の人類学と文化論的転回:文化人類学の食研究 文化論的転回と食の人類学の課題 食物の生産・流通・消費:食物の生産と消費の社会史―旧大陸と新大陸をつなぐ食 市場から食卓へ―食の生命倫理 食をめぐる日常生活:食と身体―記憶・感覚・欲求の食文化 飲食と社会 暮らしの中の食とアイデンティティ 変化する生活環境を生きる:食環境の変化と共生 食の景観―グローバル社会のフードスケープ 2021/05/10
コバ
0
食は単に美味しければいいというわけではない。 それが民族のアイデンティティを作り、食べるだけにとどまらない人間の重要な部分を形成している。2021/11/17